しごと未来塾では、将来の就職や自立に向けてスキルを身に着けていくための夏休み特別プログラムを実施しています。
今回は2022年8月22日(月)〜23日(火)に実施した、『じぶん研究合宿@三浦海岸』のご様子を報告します!
「じぶん研究合宿」は、その名の通り「じぶんの障害特性/少数派らしさ」の研究をテーマにした、しごと未来塾初の1泊2日の合宿プログラムです。今回参加したのはしごと未来塾の小学生〜高校生の計19名。プログラムはライブ講座でおなじみのナビゲーターが講座を進行しました。
自己紹介をするうちに、徐々に普段参加しているライブ講座の雰囲気が戻ってきたようで、緊張がほぐれていきます。まずは少数派の困りごとやその対策について考えるワークを行っています。チームごとに「疲れやすい少数派」の人の対策を考えました。
この合宿オリジナルの謎解き企画も行いました。次々と待ち構える謎に頭を悩ませるお子さんたち。そんな中でも、チームで役割分担をして謎を解いたり、積極的にスタッフに質問をしたり、とそれぞれの「強み」が発揮されている場面がたくさんありました。
結果は・・・無事に謎解き成功!
終わった後には、「謎解きのときに問題を整理してくれていたよね!」「あのひらめきはナイスだった!」とお互いの強みについてオリジナルの「強みカード」を使ってフィードバックをしています。
その後は三浦海岸で花火を行いました。花火に集中するお子さん、貝殻を拾いに行くお子さん、波と追いかけっこをするお子さん・・・海岸での過ごし方もそれぞれでした。思い思いの過ごし方で三浦海岸を満喫し、1日目のプログラムを終えました。
2日目のスタート!まずは「こども会議」というブレインストーミングを行いました。お題は「Twitterでバズるキャッチコピーを考えよ!」付箋に書いて貼るだけなので、普段は意見を出すのが苦手なお子さんもユーモアにあふれたアイデアを提案していました。チームで1番のアイデアを決める際には意見が割れて対立する場面もありました。
実際に、TEENSの公式Twitterで投稿されるということもあり、お子さんたちの考える姿は真剣そのものでした。
この合宿のメインである「じぶんのトリセツ」を作りました。じぶんの「困りごと」とそれに対する「対処法」についてグループの仲間と一緒に考えます。
普段は言いづらい少数派の意見。この場ではむしろ多数派!?お子さんたちも緊張もなくなり、グループの中で臆せずじぶんのことを言うことができていました。ここで作ったお子さんたちのトリセツは後日データにしてご家庭にお送りしています。
盛りだくさんの1泊2日。この合宿ではじぶん1人ではなかなか気づくことができない「じぶん」に仲間やスタッフと一緒に目を向けました。他人から見た「じぶん」って、じぶんで考えている「じぶん」とけっこう違うんだ!参加した子どもたちもきっと気づくことができたのではないでしょうか。
合宿という空間だからこそ、素のじぶんが出せます。そして、思い出に残ります。参加したお子さんたちの心に「私の強み」がひとつ、またひとつ増えたことをスタッフ一同で願っています。
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