TEENSの飯島です。本日ご紹介するのはTEENS初の夏期講習「仕事力診断」についてです。
今回の企画は「アルバイトをしたいんだけど、面接に受からなくて…」というお子さんの声から実現したプログラムです。本物のアルバイトはできなくても、発達凸凹のある中高生がリアルな職業体験ができる機会を作りたい!お金を稼ぐ喜びを知ってほしい!という思いから企画をさせていただきました。
実施日は夏休み期間中、7,8月に秋葉原と横浜で開催します(※東京会場は満員のため募集を締め切りました)業務の中では古本の検品や商品データ作成など、作業系の仕事から事務系の仕事に取り組んでいただきアルバイトに向けた”予習”をしていきます。
実際の勤務だけでなく、事前に面接も実施。履歴書の準備から面接時の受け答えまで、本格的に行っていきます。終了後は保護者様向けにセッションのご様子とアセスメントの結果について個別にフィードバックする機会も設けております。
セッション後には”お給料”として数千円程度ですが、工賃もお渡しする予定です。労働の対価としてお金をえることで、その喜びや大切さを実感してもらえればと思います。
子どもたちは学校生活の中で定期テスト、模試、受験などなど…何度も何度も学力を測ります。しかし、残念ながら学力が高い=仕事力が高いとはなりません。実際、当社が行っている発達障害*がある方向けの就労移行支援サービスには、名門といわれるような大学を卒業していても就職や就労継続が難しい方が少なからずいらっしゃいます。
もちろん仕事力と一口に言っても求められる能力は多岐にわたるため簡単に測ることはできません。ですが、作業能力などのハードスキルだけでなく、コミュニケーション力や段取り力といったソフトスキル面の自身の強み・弱みを理解しながら仕事への具体的なイメージをもつことは、10代後半になった子どもたちのキャリア教育を行う上で非常に重要になります。
特に発達障害のお子さんは普段の生活状況から自分の凸凹を客観的に捉えることが苦手な傾向があります。そのため、実際の職場に近い環境で実践を積みつつ他者からの客観的なフィードバックを受けることができるこの機会は、自分の現在を知るだけでなく未来を考えるための第一歩になるでしょう。
参加希望の方は詳細は以下をご確認いただいたうえ、お申込みフォームよりご応募ください。
※夏期講習Bコース「個別学習」は満員のため募集を締め切りました
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます