TEENS御茶ノ水の栗原です。
先週末、記録的な寒波の中で大学入試センター試験がおこなわれました。TEENSでもいよいよ本格的な受験シーズンの到来です! TEENS御茶ノ水でも中学・高校・大学受験の受験生がおり、みんなそれぞれ希望する学校合格に向けて最終調整段階といったところです。
そんな中、最近特によく見られる光景が作文練習や面接練習をがんばるお子さんたちの姿です。
志望動機はもちろんのこと、自分の長所や短所、将来の夢など、作文でも面接でもよく聞かれる質問にこたえる上では、想像力を働かせたり、また他者や自分自身と向き合ったりすることが必要となってきます。想像力やコミュニケーションが苦手といった発達障害の傾向のあるお子さんには特に大変な作業であり、実際にお子さんたちからはたくさんの不安な声が聞こえてきます。
「高校生活、イメージできないんです。」
「長所なんてないよ。」
「夢なんて将来どうなるかわからないし考えたことない…。」
「面接でいろいろなことを聞かれるのが嫌だな。」
TEENSではお子さんが気持ちを話してくれたときには、聞かせてくれたことに感謝し、時には「そうだよね」と共感し、時にはお子さんが不安な気持ちを伝えられたことを評価します。そして、そのお子さんに必要なことを考え、お子さんに合わせたサポートをおこなっています。こだわりの強いお子さんには別の視点や考え方をお伝えしたり、曖昧な指示が受け入れにくいお子さんにはわかりやすいアドバイスをおこなったりと、お子さんによって異なるアプローチや取り組みが必要となってきます。
作文や面接練習を通してお子さんたちが自分の長所や短所、個性を知り、他の人との違いを受け入れられるようになることは、自尊心を高め、将来働く上でも生きていく上でも大きな力につながります。受験というひとつの機会を通して、お子さんたちがまた一段と成長していく姿を見られることはスタッフとして喜ばしいことだと感じています。
受験というのは結果がわかるまで見守る側も落ち着かない時期ではありますが、 ご家族の皆さんとともにお子さんたちの力を信じてサポートしていきたいと思います。
発達凸凹のある小中高生向け放課後等デイサービスTEENS 学習支援
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます