放課後等デイサービス ティーンズでは、小学生から高校生まで幅広い年代の方の学習面、生活面、将来の就職自立の3つの課題・ニーズにお応えしています。
ティーンズ川崎では1月8日(祝)に「進路研究会」を開催しました。多くのお子さん・保護者がお悩みの「進路」について、みんなで理解を深めよう!というこの企画。今回はティーンズ川崎に所属する中学生4名、高校生9名が参加してくれました。
お正月の連休後に久々に会うお子さんも多かったため、まずはアイスブレイクもかねて進路クイズを行いました。
Q.高校卒業後の進路、就職以外はどんな道がある?
「大学」や「専門学校」の回答が多かったです。中には「結婚」という回答もありました!
Q.高校卒業後、進学したい?それとも就職したい?
ご自身の今の気持ちを10段階でつけてもらったところ、全体的に進学寄りの回答を選ぶお子さんが多くいました!「ほぼ自分の中では進学をイメージしているので9くらい。もう学校見学もいくつかいっている!」「まだ固まっていないけど6くらい進学かなぁ・・・。」等、一人ひとりが現時点の自分の考えを整理してチーム内で共有しています。
卒業間近の高校3年生の先輩二人のお話もお聞きしました。一人は高卒後に働く方、もう一人は大学進学を決めた方です。
先輩二人に共通していたことが、「自分が好きなこと・得意なこと」を軸に進路を決められていたことです。お二人とも、自分は何が得意で何が苦手なのかを理解して、そして「これならやってみたい!」と思える ”好きなことを” 見つけられたことが、スムーズな進路決定につながったようです。
また、進路の相談について、普段からご家族と雑談のように進路のお話できていたとのことでした。後輩の皆さんは頷きながら真剣にお話を聞いていました。
先輩のお話からも自分の「好きなこと・得意なこと」、「嫌いなこと・不得意なこと」を知ることが進路の選択肢を広げることがわかり、今度は作業として”自分研究シート”に取り組んでもらいました。
10・5・1にしか〇をつけない方や、2~4ばかりに〇をつけている方など、書き方は様々です。
あるお子さんは、客観的にみると話すことが上手で、集団でも会話を振ったり意見をまとめてくれるのですが、話すことの点数が1点をつけていました。理由を聞くと「人に話を振って会話を回していくことが苦手だと思っている」と説明してくれました。そこでスタッフからは以下の2点をお伝えしています。
客観的なフィードバックをもらい、新しい自分に少し気づくことができたようです。方法のアドバイスにも「やってみます!」と前向きなご様子でした。
職業研究シートは、”興味のあること”と”できそうなこと”でそれぞれ聞いています。両方とも◎な項目もあれば、興味は◎だけど可能かどうかは△だったり…。 また中には自分では”できる”という自己評価でも、客観的にみると難しいんじゃないかという方もいらっしゃりました。今後このデータを元に、日々の支援の中でも自己理解・自己分析を進めていく予定です。
今回は「高校卒業どうすればいいか悩んでいる」「将来を考えるきっかけとなってほしいという親御さんの希望で参加した」、「なんか面白そうだから参加してみた」など、皆さん様々なモチベーションで参加してくださっていました。
最後に参加されたお子さんの感想をご紹介します。
これからもお子さんが自分で納得のいく進路決定ができるよう、身近なところから進路を一緒に考えていきたいと思います。参加してくださった皆さん、ありがとうございました!