こんにちは、ティーンズ御茶ノ水です。
ティーンズではお子さんから学校や友人のついての相談を受けることが多々あります。
そこで今回は新学期に多い、「▲▲な同級生が苦手」「▲▲な先生と上手くいかない」という相談を受けたときに、解決策を一緒に考えるコツをご紹介します!
いくつかの出来事をまとめること、大きなかたまりにすることを「チャンクアップ」と言います。
私たちは無自覚のうちに、いくつかの出来事から共通点・ルール・法則を見出して、単純に考えようとするクセがあると言われています。とても効率的ですよね。
今回の「▲▲な同級生が苦手」という相談でも、「▲▲な」という共通点を見つけて話してくれています。しかし実際にその場を見ていない人からすると、とても抽象的な説明になっています。一緒に対策を考えるには、より具体的に聞いていくことが必要です。
そこで、困りごとを具体的にするために、出来事を小分けにして考える「チャンクダウン」を考えていきます。
「▲▲な同級生が苦手」なお子さんに、最近誰との関係で困ったりうまくいかなかったのかを聞いて、円グラフにしてみました。
すると実は「▲▲な同級生」というのは、主にAさんのことだと発覚!
こうすることで、「あ、わたしはAさんとのことで悩んでいたんだ!」と気づくことができ、具体的な対策を考えやすくなりました。
実はAさんとの関係について悩んでいたことが分かったので、今度は具体的に「何に困っているのか」を考えていきます。
ここでのポイントは「行動」に注目することです。
どんな場面で、誰が、何をして、本人はどう反応したのか。映像が脳裏に浮かぶくらい、具体的に「行動」を説明してもらいます。
× …「傷つけられた」「ひどいことされた」
〇 …「足でけられた」「声をかけたのに、ノートに絵を描き続けていた」
もう一つ、このお悩みによって生活面に支障がでるのか、を確認し、問題の大きさを評価・把握することもとても大切です。
「すごく困る」「最悪だ!」とお子さん自身は思っていたとしても、実際には生活面に大きな支障は出ていないかもしれません。
例えば以下のような項目で、生活面への支障をはかることができます。
このように、お悩みを小分けにして具体的にしていくことで、そのお悩みに合った解決方法を考えることができるようになります。
是非皆さんも、自分や周りの方が悩んだ時には試してみてくださいね。