発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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開催レポート|ペアトレ お子さんとの会話のロープレ体験♪

こんにちは、ティーンズ御茶ノ水です。

ティーンズ各事業所で2024年4月からペアトレがスタート
本格スタートの前に開催した内容から、「お子さんとのやり取りロープレ体験」を通しての気づき、関わりのコツをお伝えします。

ペアトレ:ペアレント・トレーニングの略です。親・養育者(ペアレント)が、お子さんとの関わりのコツを身に着けるための(トレーニング)プログラムです。厚生労働省でも発達障害のお子さんと家族の支援事業の一つとして推進されていますね。

かんたんなロープレでも気づきがいっぱい

こんな時、どう声をかける?

「通級利用の中学1年生。体育の先生の叱る声が怖くて保健室を利用するように……」

今回はそんな架空のケースをとりあげ、資料を読んで思い浮かんだ対応方法を親御さん同士で話し合いました。

さらにワークとして用意された「お子さんとのやり取り」のロープレ(ロールプレイ)を通して、「もう通級と保健室にだけ登校すればいいようにしてほしい」というお子さんの気持ちの理解を深めることができました。

ポイントは「共感的な態度」

お子さんとお話するときのポイントとして今回テーマに上がったのは「共感的な態度」についてでした。

例えば…

  • 顔を見て反応する…日々家事に仕事に忙しいと、 顔見ないで聞き流しちゃうことも多いですよね。すぐ手を離せないときは「いま揚げ物してて目が離せないから、3分待ってもらっていい?」など見通しを伝えられるといいですね。
  • 肯定的な声掛けをする…意識しないと「でも××」と否定したり、話を遮ったりしちゃいがちですよね。「でも」ではなくて「そうしたら」「だからこそ」などの言葉を使うと良いかもしれません。
  • 落ち着ける環境づくり…落ち着いて話せる「場所・時間」を作ることも大切です。落ち着いた環境のほうが、親御さん自身もお子さんの話をじっくり聞くことができます。

当たり前のことのように思いますが、実は難しい「共感的な態度」。日常の中で少しずつ意識するだけでも、お子さんとの関係性が変わってくるかもしれません!

つながりを広げる

ペアトレはお子さんとかかわるコツを身に着けることだけでなく、同じ境遇の親御さん同士のつながりをつくることも目的としています。

「障害理解」や「進路」や「不登校」など親御さんの悩みは尽きません。
自分の話をわかってもらえる・共感してもらえるコミュニティは、お子さんだけではなくお子さんを支える親御さんたちにもとても大切です。
家庭内の閉ざされた中だけで困りごとを解決するには限界があります。
お子さんにかかわる親御さん同士のつながりが広がるきっかけとして、ぜひペアトレもご利用いただければと考えています。

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