ティーンズ新宿の大宜見です。11/4のペアトレでは「ABA(応用行動分析:Applied Behavior Analysis)」をテーマに取り上げました。環境調整を大事にしているKaien/ティーンズにおいて、前回のブログでもお伝えした「TEACCH」と並んで大切な考え方です。
「褒めて伸ばす」を実践するポイントはこれらの考え方や手法を上手に組み合わせることにあります。ただし実際に褒めようとしても、「言葉で褒めても伝わらない」「今まであげていたご褒美を嬉しがらなくなった」といった声が良く聞かれます。こうした「うまく行かなかった」ことの分析と改善策を考えることにABAが非常に役立ちます。
ABAとその手法については、Kaienの企業向けページの解説を見ていただくとわかりやすいのでご覧いただければと思います。
行動の原因と結果の丁寧に分析し、本人や周囲が取り組みやすい目標や環境に調節することをポイントとしています。
なおABAは教育の場だけでなく職場・雇用の場でも非常に有効で、大人になっても価値のある支援の手法と言えます。
本人の行動の原因と結果を分析するために、どんな状況でどんな反応があったかといったような、本人と本人を取り巻く環境についての情報が必要となります。
ティーンズでは支援の中での観察はもちろん、スタッフから掛けた声への反応や、支援で取り組んでいることへの集中度、あるいはご家庭での様子の聞き取りや学校訪問などで得られる情報が、ご家庭で心配している行動の原因と結果を考えるための大切な材料となります。
11月開催のペアトレの中でも写真のようなシートを用いてケースワークを行い、ある行動に対して、「うまくいきやすい状況」と「うまくいきにくい状況」について整理しました。
ティーンズでは支援機関や教育機関、医療機関と連携を大事にしています。「うまくいった」・「うまくいかなかった」情報を踏まえて、「よりうまくいった」経験が積めるような環境や、課題の調整を行えるようにご本人と関わる周囲の皆様と歩調を合わせながらサポートを進めています。
お悩みを一人で抱え込んでいませんか?
個別無料相談でご相談ください