【TEENS川崎】隠岐諸島の高校生が就業体験に来ました

ティーンズ川崎 2023年4月6日

TEENS川崎の野田です。

島根県にある隠岐諸島では春休みの一週間、隠岐島前教育魅力化プロジェクトの一環として、島育ちの高校生が本土で就業体験をするアーバン探究という活動をしています。
そんなアーバン探究をきっかけに、隠岐諸島の高校生、富村さんがTEENS川崎に来てくださりました。

まずは発達障害*について知っていただくために、基本的な説明を行います。
発達障害とは主に3つの診断名があること、検査の際に一つの指標としてIQを図ること、支援では障害名にとらわれずご本人の強みと困りごとを分析する必要があること。
「言われてみれば島のあの子も･･･。」とご自身の経験と結び付けながら勉強していました。

実際の支援では休み時間でのかかわりを中心に、支援に入っていただきます。
支援時間中は大変緊張している様子でしたが、お子さん達と打ち解け、休み時間を盛り上げてくださいました。

初日は「コミュニケーションが苦手です。」とおっしゃっていましたが、最終日にはご自身からお子さんに話しかけに行く姿も。
お子さんのIQや診断名、普段の様子から必要な支援を提案することもできており、私の入社1年目の時よりも立派でした･･･。

また、最後の日報ではこんなことを書いてくださっています。

インターンに来る前は、あまり障害について知識がなかったのですが、インターンを通してたくさんの方とふれあうことで障害の知識を高めることができ、コミュニケーション力も上げることができ良い経験になりました。
将来自分の子供が障害を持って生まれてきたら、培った知識を活かし子供が楽しく生きていけるようサポートできる親になりたいです。

子どもが楽しく生きていけるよう･･･。本当にその通りだと思います。
富村さんはまだ高校生で、将来様々な選択肢があります。
福祉や教育関係に関わらずとも、これからたくさんの人と関わる中で、今回の就労体験での経験を生かしていただけると嬉しいです。