ティーンズのオンライン講座では、似た困りごとのある仲間とともに、自分の強みに気づいたり、苦手の対策を考えながら、前向きな自己理解を深めるための夏休み特別プログラムを実施しています。
今回は2024年8月19日(月)〜20日(火)に実施した、『じぶん研究合宿2024夏@三浦海岸』のご様子を報告します!
「じぶん研究合宿」は、その名の通り「じぶんの障害特性/少数派らしさ」の研究をテーマにした1泊2日の合宿プログラムです。
毎年恒例の夏企画ですが、今年は小中高生の他、大学生や専門学生も対象に加えて、パワーアップ!!参加したのは小学生〜大学生・専門学生、過去最多の計32名です。
プログラムはライブ講座でおなじみのナビゲーターが講座を進行しました。
まずは自己紹介。みなさん、最初は緊張した面持ちでしたが、同じチームのメンバーやスタッフと言葉を交わす中で、徐々に緊張がほぐれていきました。
そんなチームメンバーと挑戦するのは、毎年恒例となっている合宿オリジナルの「謎解きゲーム」!!今年は「夏のお宝」をチームで探しました!
次から次へと舞い込んでくる謎に「難しすぎる!」と頭を抱えるお子さんたちでしたが、チームメンバーで役割分担をして謎解きに挑戦している様子が見受けられました。
謎を解くひらめき力が輝くお子さんや、時計を見ながら時間管理をしてくださるお子さん、それぞれの「強み」が見事に発揮されていました。
そのチームワークのおかげで無事に謎解き成功!
終わった後には、「あのひらめきは流石だった!」「時計を見ながら声をかけてくれてありがとう!」とお互いの強みについてチームでお互いにフィードバックをしています。
その後は、1日目の目玉!三浦海岸で花火を行いました。あいにくの風で花火に火がつきづらい場面もありましたが、お子さん同士で「火、もらっていい?」など声を掛け合いながら、思い思いに花火を楽しまれていました。
また、チームに分かれて「1メートルぴったりの砂山作り」にも挑戦!
拾ったものを使って高さを足すチームや砂山の周りを掘って高低差を広げるチームなど、それぞれの特色を存分に発揮していました。夏の三浦海岸を余すところなく満喫し、1日目のプログラムを終えました。
たっぷり寝て、朝ごはんを食べて、2日目のスタート!
まずは「あなたはどっち?」でウォーミングアップ。普段、オンライン講座で行っているワークに対面で挑戦です。二択の質問の答えに併せて、立ち位置を変えていきます。
自分のタイプに併せて移動した先で、スタッフがそれぞれの意見のお子さんにインタビューを行っていきます。
「忘れ物ばかりで困ってるんです」という方もいれば「昔は忘れ物してたけど、対策をして今は少なくなりました」という方も。それぞれのエピソードにみなさん、興味津々です…!!
トリセツづくりの前に、自分の趣味や困りごとについて全員の前でインタビュー&グループでインタビュー。相手の話を聞くこと、自分の話を話すことを練習していきます。
スタッフからの質問の他に、お子さんからも多くの質問が寄せられました。
インタビューのあとは、この合宿のメインである「じぶんのトリセツ」を作りました。じぶんの「困りごと」をチームの仲間と共有し、それに対する「対処法」について仲間と一緒に考えていきます。
どんな困りごとにも、無限に対策があることを証明するように、各チームが積極的に対策のアイデアを出してくださっています。
お子さんたちも緊張もなくなり、チームの中でありのままのじぶんのことを話すことができていました。
最後に完成したトリセツの発表をしていただきました。
1泊2日の合宿を通しての発見がたくさん詰まったお子さんたちのトリセツは、後日データにしてご家庭にお送りしています。
1泊2日のこの合宿では、じぶんと「じぶんに似た仲間」と一緒に困りごとに対する対策を考えました。
じぶんは1人ではないこと、みんなで考えれば困りごとの対策は無限にあること、その可能性に参加したみなさんは気付くことができたと思います。
夏の時間を一緒に過ごしたこの時間と、交わした言葉や発見が参加したお子さんたちの心に残っていることを願っています。