ティーンズ北浦和の千葉です。
今回は、現在放課後等デイサービスティーンズでインターンとして活躍されているC.Eさんのインタビューを紹介します。
大学院の研究室の先輩がティーンズで勤務していたことがきっかけで、ティーンズの存在を知り、応募しました。これまでに発達障害のあるお子さんと関わる経験はありましたが、言葉でのコミュニケーションができるお子さんとはあまり接したことがありませんでした。
インターンを始める前、ティーンズは「学習塾のような雰囲気かな?」と思っていましたが、実際はお子さん一人ひとりと深く向き合い、関わることができる場所でした。最初の勤務で、スタッフの皆さんの朝礼や終礼の丁寧さを目の当たりにした時「ここでインターンをしてよかった!」と強く思ったことをよく覚えています。
自閉症と知的障害がある兄がいることから、幼い頃から特別支援学校や保護者の集まりに関わる機会が多く、自然と福祉の分野に興味を持つようになりました。
もちろん、自分自身も悩むことがありました。ただ、兄弟に障害があることに関しての悩みは友達に気を遣わせてしまうと思って、相談できませんでした。
児童福祉の分野を志したのは、自分が悩んできたことに対しての意味づけがしたかったからだと思います。そして、悩んできたからこそ分かる部分があると思ったから。勉強するごとに過去の悩みに対してのイメージが変わっていき、この分野に進んでよかったと思っています。
インターンを通して、自分が思っている以上に自分自身は積極的に行動できる力を持っていることに気がつきました。特に、コロナ禍で外に出る機会が減っていた中で、前向きな気持ちでいろんな業務に挑戦できたことは大きな成長でした。
現場での支援に加えて、携わっているオンライン講座のナビゲーター業務はインターンの説明会の時にも話があり、話を聞く中で「次の時代の発達支援」のように感じて興味が沸き、チャレンジしました。実際にナビゲーターとして講座を行ってみると、思った以上にお子さんと双方向のやりとりがあり、居場所として機能していると実感しました。
現場やオンラインの業務でいろんなお子さんと関わるなかで、お子さんと関わる現場が自分に合っていると改めて感じます。お子さんと関わる中で「もっと知りたいな」と興味が沸いてくる、自分にとって楽しい場所です。
お子さんの成長や新しい面を見ることができると、本当に嬉しいです。現場での支援を通じて、お子さん同士の成長や化学反応を目の前で見ることができ、その過程で支援の楽しさを実感しました。
特に、適度な距離感でお子さんを見守りながら支援することには、難しさと面白さを感じています。支援に正解はないけれど、不正解もないのかなと思います。これからも他の方の支援も参考にしながら、柔軟に支援に取り組んでいきたいです。
福祉にも、教育にも興味があるので、将来的には療育センターや教育支援センターで仕事ができればと考えています。
ティーンズには学校に登校できている子も、出来ていない子もいらっしゃいます。その中でそれぞれのお子さんとどのように関わっていくか、保護者の方がどういった気持ちでティーンズに通わせているのか。お子さんのニーズと保護者の方のニーズ、それを将来にどうつなげていくか、長期的な視点でお子さんの支援を行うことをティーンズで学んだのでその経験を活かして行ければと思います。
ティーンズでのインターンを通じて、さまざまなお子さんと関わる貴重な機会をいただきました。特に感動したのは、お子さんが自分の意見を反映しながら振り返りを行い、今後の目標を考える姿です。お子さんへの直接支援に携わることは学生にとって貴重な経験であり、多くの学びがありました。
これまでのアルバイトでは楽しさを感じることが少なかったのですが、ティーンズでのインターンは楽しく、自分のやりたいことと一致していると感じています。自分自身にも、お子さんにも変化を感じることができ、シンプルに楽しいです。
「発達障害*の凸凹の強みを活かす」をミッションに、ティーンズ/TEENSでは発達障害のあるお子さんの支援を行っています。私たちと一緒に発達障害のあるお子さんの支援に携わってくださる仲間を募集しています。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます