こんにちは。ティーンズ本八幡の佐藤です。
今回は放デイの魅力やこれからの支援について話した、高校生との対面インタビューの模様をご紹介します。
この対面インタビューは、ティーンズ本八幡とおなじ千葉県市川市にある、日出学園高等学校の高校生から頂いた1通のメールから始まりました。
送り主は将来特別支援の教員を目指していているYさん。障がいのある子どもとのコミュニケーションのとり方などについて、日ごろ支援に関わる放デイのスタッフから直接話を聞きたいとのことでした。学校にも許可は取っているようで、Yさんの行動力に感心しました。
インタビュー当日、学校帰りに来てくださりました。Yさんが持参されたバインダーにはびっしりと質問事項が!!ここからはインタビューの内容を抜粋してお伝えしていきます。
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Yさん:なぜ放デイで働こうと思ったのですか?
佐藤:お子さんの行動を観察したり、関わったりすることを通して、一人一人のことをじっくり考えたかったからです。
Yさん:仕事でのやりがいや大変なことはありますか?
佐藤:支援の方針がなかなか定められなかったり、不測の事態があることは大変だなと感じています。ですがその分、今まで挨拶が返ってこなかったお子さんから挨拶が返ってきたり、分からないことがあっても相談できなかったお子さんが相談するようになったりと、お子さんのちょっとした変化が見られる瞬間があるのでやりがいにも繋がっています。
Yさん:クラスに発達障害のような人がいて、上手く近づけない感じがしています。どうやってコミュニケーションを取ったらいいのでしょうか?
佐藤:私だったら…まずその方の好きなことを探すと思います。好きなことに関することって意外と話せたりすると思っていて。そこから徐々に好きなこと以外の話もしていって距離を縮めていくと思います。
Yさん:学校の教育について足りないなと感じることはありますか?
佐藤:(かなり突っ込んだ内容だったため、びっくり…!) 差し支えなければ、その質問を聞こうと思った経緯を伺っても良いですか….?
Yさん:両親が教育関係で働いています。以前発達障害のあるお子さんがクラスにいたようで、あまりクラスに馴染むことなく転校してしまったそうです。その時のことがきっかけで「何かできることはなかったのだろうか」と悩んでいました。私もよくその話を聞いていて、自分なりに考えていたのですが、なかなか答えが見つからなかったんです。また、私自身も関係性に悩んでいる人がいたのでこの機会に聞いてみようと。
佐藤:そうだったのですね。お子さんたちは学校、家庭等、環境によって色々表情が変わってくると考えています。例えば、寡黙でおっとりしているお子さんであれば、そのお子さんのペースを理解している人や環境があると過ごしやすいかもしれませんね。そのお子さんがどんな環境が適しているのか、お子さんに関係する機関(学校や放デイ、病院など)と一緒に考えていきたいなと思っています。関係性を築く点については、私だったらまず好きなことを中心に聞いていくかなと思います。
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インタビュー終了後、Yさんと一緒に写真を撮りました。カメラマンはティーンズ生!よく撮れていますね!
今回の対面インタビューを通じて、地域連携の重要性を再確認することができました。今後も地域の関係機関と協力し合い、お子さんや保護者の方を一緒に支えていきたいと思います。素敵な機会を頂き、ありがとうございました!