発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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インターン活動紹介 〜お仕事体験編〜

インターン 2015年11月8日

こんにちは!TEENS新宿のインターン生の松本です。

これから2回にわたって、インターン生が普段どんな活躍をしているのか、実際の現場からお届けしたいと思います。インターン生が語るインターン活動紹介です!

社会に出て働く上で必要な、基礎的なスキルやマナーを身につける「お仕事体験」。お子さんが将来社会に出て行くために、非常に大切なこのプログラムは、インターン生の活躍によって支えられています。今回は、そんな彼らの活躍を、お仕事体験の現場から取材してきました!

社会で働く際に必要な、基礎的なスキル・マナーを身につけるプログラム

お仕事体験とは文字通り、お子さんがお仕事を体験していくプログラムです。

お仕事体験はさらに大きく分けて、カフェやアパレル、コンサルなど色んな仕事を経験していく「一般コース」と、ExcelやプログラミングなどPCスキルの向上に取り組む「専門コース」とに分かれます。2つのコースがありますがどちらのコースも、〈職種を問わず、社会に出て働く上で必要な、基礎的なスキルやマナーを身につける〉ことが目的になります。

利用するお子さんも、小学生から、就職を控えた高校生まで幅広い層が集まります。抱えている障害の特性もバラバラです。個性様々なお子さんが一緒に、協力して研修や実践に取り組んでいきます。

お仕事は朝礼からスタートします
朝礼・アイスブレイクの仕切りはインターン生が行います

雰囲気を作り、作業をサポートする「先輩社員」と、作業をシビアに評価する「上司」

お仕事体験でインターン生は、社員であるお子さんに対して、先輩社員や上司を担います。

先輩社員は、その日行う作業を説明し、実践の際にも必要に応じてアドバイスをします。作業説明の前にレクリエーションでアイスブレイクを行って、お子さんが協力して仕事ができる雰囲気を作るのも、先輩社員の大切な仕事です。加えて、先輩社員の仕事として一人一人のお子さんが設定している目標を実現できるように指示したりお膳立てしたりすることがあります。例えば、指示理解が苦手で(親御さんとの相談の上で)「言われたことを復唱する」を目標としているお子さんが、復唱を忘れてしまっていたら、「◯◯くん、復唱しましょう」と伝えます。こうしたさりげない仕事を、先輩社員が担います。上司は、一人一人のお子さんの仕事を評価する役割を担います。

お仕事体験はポイント制をとっています。お子さんは獲得したポイントの合計に応じて、研修生→新人社員→先輩社員→主任というように昇進していきます。上司のインターン生は、その日のお子さんの仕事を評価し、ポイントを与えます。評価項目も様々です。定刻通りに準備できたか、他のお子さんとチームワークよく仕事に取り組めたか、挨拶など社会人として必要なマナーを実践できたか、年長のお子さんならリーダーシップを発揮できたか、などなど。色んな観点から、お子さんをシビアに評価してポイントを付けます。

ポイント発表の際には、なぜこのポイントを付けたのかを、お子さん一人一人に説明します。「この点が良かったから、これだけ多くのポイントを与えます」というケースもあれば、「◯◯くんはここが課題だけど、今日はそれを意識できていなかった。なのでこのポイントです」というように、心を鬼にして辛口評価を下すケースもあります。

その日の仕事ぶりは、上司によって評価が下されます。
お子さんもドキドキしながら上司の言葉を待ちます。

どしっと構えた上司のインターン生が、じっくりお子さんを観察し、厳しく評価するからこそ、お仕事体験の現場は緊張感ある現場になります。お子さんは、楽しみながらも真剣に仕事に取り組みます。遊びで作業に取り組んでいるお子さんは1人もいません。

上司への報告の際は、態度もチェックされています。
普段とは雰囲気の違うインターン生の様子に、お子さんもやや緊張気味。

親御さんに欠かさず報告

上司や先輩社員を担って、的確なアドバイスや評価、フィードバックを行っていくことだけが、インターン生の仕事ではありません。体験が終わったあとは、親御さんへの報告が欠かせません。TEENSでは、その日お子さんがどんな様子だったかを記録するシートを「ログ」と呼びます。セッションのあとには、毎回親御さんにログをメールで送ります。親御さんとのこまめなコミュニケーションによって、お子さんの課題を正しく共有することができます。

その日の様子を親御さんに伝えるのもインターン生の仕事の一つ。

お子さんが課題を乗り越え成長する姿に、スタッフも引き締まる

お子さんが、一人一人の課題を乗り越えて、成長していくのを間近で見ることができるのが、お仕事体験のスタッフとして働く醍醐味です。「前はあんなに内気だったのに、こんなに他のお子さんとコミュニケーションを取れるようになるなんて!」や、「わからないところを自分から質問できるようになった!」「年下のお子さんに、仕事を教えることができるようになった!」といった驚きや嬉しさを、毎回の現場で味わうことができます。お子さんが人間的に成長していくのを見るのは、本当にワクワクしますよ。同時に、「自分もそういう風に、立派に成長できているのかな……」と、毎回気を引き締められるのもこの現場。スタッフにとっても、単に楽しくてやりがいのある現場だけではなく、栄養価がとても高い現場だと思います。

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次回の現場レポでは、TEENSのもう一つの柱、学習支援の現場について紹介したいと思います。単に勉強を教える場なのではなくて、TEENSの学習支援には「ホール」と「キッチン」という2つのパートがあります。

「ホール」?「キッチン」?TEENSの学習支援って、飲食店の仕事なの……?
いえいえ、そうではないんです。

詳しくは次回で。乞うご期待!

インターン活動紹介 〜学習支援編〜

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