TEENS新宿の大橋です。
TEENSでは、「凸凹のあるお子さんの強みを活かす」をモットーに日々お子さんと接しています。強みを積極的に認めてあげることで更にそこを伸ばしたり、お子さんの自尊心を高めることを意識しています。
お話とゲームが大好きだけど、勉強はあまり好きではないR君。学習中は眠くなってしまったり、字が雑になってしまうのでその都度声をかけているのですが、ゲームに関する知識・技術は本当に凄まじいです。ある時私がはまっているゲーム(モンスターをひたすら狩る有名なゲームです)で意気投合したのですが、その時の私とR君の会話です。
私:「〇○(とあるモンスター名)がどうしても倒せないのだけどどうしたらいいかな?」
R君:「△△(アイテム名)を使うのと、ジャンプ攻撃でダウンさせればいいです。ちなみに武器は何を使ってますか?」
私:「えっと…忘れっちゃった。剣で毒属性のLV.4の武器なんだけど…」
R君:「あ、じゃあ□□(武器名)ですね。▽▽(アイテム名)を使って更に武器を強化した方がいいですよ。」
そのような会話を延々していたのですが、その時のR君はいつになく生き生きとしていました。好きなことへとことん情熱を傾けられる力、分厚い攻略本もサラッと読み込んでしまうほどの集中力・理解力は、R君の物凄い強みだと感じます。本人にそのことを伝えると、「いや~ゲームであればいくらでも頑張れるのですけどねぇ。」と照れくさそうにしつつも笑みをこぼしていました。
TEENSに通っているお子さんは皆それぞれ弱みを抱えているのですが、その一方で飛びぬけた強みも持っています。その強みを、セッション中や普段の何気ない会話から見つけ出すこともTEENSスタッフの大切な役割です。またその強みを認めてあげるとともに、「その強みを将来活かすためにはどんな進路を取るのがよいのか」という話も、月1回実施のケースミーティングの中で話し合っています。