今回は開催間近の読書感想文講座の魅力をご紹介させていただきます。
夏休みに多くのお子様が挑んでいる読書感想文。今年は夏期講習の3日間で、①本の内容を知り、まとめる②感想を言葉にする③作文として清書する、までを目指す夏期講習をご用意いたしました。
読書感想文を書くには、当然本を読むことが必要です。しかし、ディスレクシアのお子さんは目の前に並んだ大量の文字を、頭の中で一生懸命処理することに苦手な傾向があります。
TEENSの夏期講習では、1日目にスライドに映した紙芝居形式で、お話の内容を追っていきます。途中で、登場人物の心情を探る、比喩表現について考えるなどの質問を投げかけて、お子様たちと一緒に考えながら、お話を追います。
スライドには発達障害*の子たちが物語の”肝”の部分を捉えられるように。イラストをふんだんに使用したり、あらすじはまとめて読むことの負荷を下げつつも、要所要所で本文を引用して物語の美しい表現にも触れていきます。
例年、読書感想文のお手伝いでTEENSが大切にしているのは、お話の要約がきちんとできていることと、穴埋め方式でも、そのお子様の感想がきちんと文章に表れることです。
1日目でお話の要約まで進んだ後は、2日目に考えを書きます。頭の中にある、名もない感情や感想を、言葉に落とし込むのは至難の業です。”お助けシート”を使いながら、自分の気持ちや考えを整理していきます。感想の言語化が苦手な自閉スペクトラム症のお子さんのお子さんにもおすすめです。
書くことは決まったと思っても、そこから原稿用紙にどのように書いていったら良いのか悩んでしまう方もおられるかと思います。また、そもそも原稿用紙を普段あまり目にしない方は、「どうやって書くんだろう」と不安に思うのではないでしょうか。
3日目は、原稿用紙の使い方をスライドで学んだあとに、清書をします。この3日間で宿題をすっきり終わらせてしまいましょう!
子どもたちが読書感想文の宿題でひとりで思い悩むことがありませんように…開催まで残り2日!みなさんのご参加をお待ちしています。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます