TEENSの飯島です。今回ご紹介するのは、夏期講習第3弾、「図形問題攻略講座」です。
発達障害*のある子の中で、図形問題が得意な子も多いです。知能検査のひとつであるWISCの「知覚推理」の項目が高い子がこれに当てはまりやすいですが、見て理解する力が強い子は形を正確に捉えたり平面図から立体をイメージする力があるため図形の計算や展開の問題をサクサクと解くことができたりします。一方、このタイプでも言語理解が低いお子さんは図形の文章題や証明問題に苦手さが見られます。
逆に、「言語理解」の力が強く知覚推理が低い子は、図形の問題は見るだけでも嫌!というタイプもいます。特に補助線を引いたり図形を分解するような空間理解が求められるような問題は、頭の中で図を操作することが難しいため、苦戦してしまうでしょう。
このように発達障害のお子さんは、個人によって学習の”方略”が異なります。そのため、勉強を進めていくためにはその子の理解の仕方に合わせて対応が求められるのです。
今回の講座の中では、実物を用意してイメージしやすくしたり、図形をわかりやすい言葉を使って説明して、言語的に理解しやすくするような教材をご用意しています。
図形問題特有の言葉はかみ砕いて、わかりやすく。問題を超スモールステップに分けて解説を受けてから演習問題にとりくみます。
実際の学年の内容でご不安がある場合は、別の学年のコースにお申込みいただくことも可能です。その際はご相談ください。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます