TEENS御茶ノ水の大橋です。
進級・進学から2か月弱が経ち、活き活き楽しく通っているお子さんもいれば、「ちょっとイメージと違ったかも」というお子さんもいます。学校選びというのは難しいなあと感じる今日この頃です。
当社では、進学後の”ずれ”が少しでも軽減できるよう、発達障害*に理解のある学校の先生方にお集まりいただき、合同で説明会を開催しています。今年は6/9(土)に、4回目の開催。1日券は完売となりましたが、半日券はもう少し残っておりますので、ご希望の方はお早めにお申込ください。
合同説明会当日は、TEENSスタッフによる進路相談ブースを開催します!
「今年受験生なわけではないので、今後どういった準備が必要か知りたい…」
「特性のある子の受け入れを公表していない学校の情報を知りたい」
「公立・私立どちらがいい?通常級・支援級どちらがいい?」
某有名中学受験塾での勤務経験があるTEENSスタッフが、個別にご相談にのります。
こちらは合同学校説明会にお申込みいただいた方のみ(1500円/20分)対象となります。学校の選び方・考え方についてお悩みの方は、ぜひご利用ください!
当社のブログの中でも度々話題にしているテーマです。今年も多くの私立中高一貫校(TEENS生が在籍している学校や面倒見が良いと定評のある学校)に参加の打診をさせていただきましたが、多くがが断られてしまいました。
上記の当社ブログにもある通り、学校側としては、できる限りの支援をしたいという気持ちがあったとしても、個別的なサポートの必要な生徒を何人も受け入れられるわけではないので大々的には宣伝ができないのが実情です(手厚いサポートをしてくれる、という口コミが広がり、結果学校側が対応しきれなくなるという例もあるようです)。また多くの場合は、学校全体でサポート体制が整っているというよりは熱心な先生が個人で頑張ってくれているため、学校として発達障害の受け入れの意思表示や当社の合同説明会参加ができないのです。「ぜひ参加したい!」と言ってくださる先生がいらっしゃっても、不参加となる例がいくつもありました。
とある学校の先生には、「合同説明会への参加が出来ないことは、インクルージョン時代に向かおうとしている今後の教育に逆行するようで、私としても本校教職員にとっても大変辛いものです。本当は、障がいのある無しを超えて、誰もが多かれ少なかれ持っている「引き出しの開けづらさ」に寄り添い、サポートしていくのが今後の教育の向かうべき方向だと私は考えます。本校や受験の世界の現状から参加が叶わず、申し訳ございません」というメールをいただきました。本音を語っていただけたことに感謝するとともに、こういった現状を少しずつでも変えていくことが当社で出来ればと考えています。
合同説明会では、私立中高一貫校の先生方から、私立学校における支援体制の現状についてお話しいただく座談会を実施致します(既に満席となっております)。お名前は出せませんが、いずれも都内有数の進学校です。そのような学校がけん引するような形で、他の学校への啓蒙や、「学校側が最大限の配慮・サポートをするのは当たり前だよね」、というような風潮が広がっていくことを期待したいですし、わたしたちとしてもそのお手伝いをしていきたいと思います。
関連リンク
【TEENS】発達障害のある子のための学習支援・キャリア教育プログラム
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます