TEENS関内の山崎です。TEENS関内が開所し、早いもので2カ月が過ぎようとしています前回は休憩時間の様子をお伝えしましたので、今回は学習の様子についてお伝えします。
今回ご紹介するのはTEENSを初めて利用されるAさんのエピソード。
学習支援に来所され様子を見ていると、最初は順調に学習を進めていましたが、英語を提案したとたんに「いや英語はちょっと…」「書くことに疲れました」と手が止まってしまいました。気分転換のタイピングは手が進みますが、タイピングばかりでは苦手な英語にいつまでも取り組めません。そこで、スタッフが考えたのがこちらです。
TEENSのオリジナル教材を一工夫した単語カードです。もともとこちらの教材はなぞり書き等書いて覚える教材ですが、英語・書くことへの苦手意識が強いAさんには抵抗感がありました。
そこで、英単語と意味をはさみで切って、どの英単語とどの意味がセットになるのかを選んでもらう形にしました。書くことがなくなったこと・スタッフと口頭でやり取りをすることによって前向きに取り組めるようになり、今では自分から「この単語がわからないので教えてください」「英単語の確認テストをお願いします」とスタッフに依頼できるようになるほど・・・!
英単語だけではなく、他にも数学・社会など他の教科でも意欲的になったり、休憩時間も他のお子さんやスタッフと一緒にジェンガやカードゲームをして、楽しそうな表情が伺えるようになりました。
学習支援はその名の通り学習に取り組むので、中には「やりたくない!」と拒否をするお子さんもいらっしゃいますが、やりたくない理由があります。取り組む量が多くて嫌なのか、書くことが嫌なのか、、、お子さんによって理由は様々ですが、やりたくない原因をクリアにすることで「やりたくない」が「やってもいい」・「やりたい」に変わっていくのではないかと思います。「少ない量なら?」、「書くのではなく言葉で話すのなら?」など代替案を提示し『自分に合ったやり方やペースでやれること、やりたいことをさせてくれる』場所と感じてもらえるように工夫をしながらお子さんと接していくことが大事、と改めて感じました。
TEENS関内はまだこれから利用を始めるお子さんも多くいらっしゃるので、お子さんのペースにあった学習方法を提案し、「やりたい」という気持ちをたくさん引き出すことが出来ればと思います。
TEENS関内はまだ開所したばかりということもあり、「まだどんな人がいるかわからない・・」「関内ってどんな雰囲気?」と思う方も多くいらっしゃるかと思います。そんな声にお応えし、4月以降もTEENS関内の体験セッション開催が決定しました!TEENS関内は比較的ご利用のご案内もしやすいので、この機会に是非お申込みください。
※TEENS関内の体験セッションは現在日中支援・学習支援のみ実施しております。週末お仕事体験の体験セッションご希望の方はTEENS横浜・川崎をご利用ください。
スタッフ一同、お待ちしております!