TEENS三鷹の野田です。
TEENS三鷹10月が開所してからもう半年以上経ちました。この半年間いろんなことがありましたが、毎日お子さんたちと関われることが本当に楽しいです。とにかく子どもたちがかわいくて仕方がないです。4月には新しい新卒のスタッフも入り、フレッシュな体制で日々支援を行っています。
今回はそんなTEENS三鷹でのお仕事体験、学習支援のお子さんの取り組みの成果をご紹介します。
巷では14日が母の日ということもあり、赤いカーネーションやお母さんが喜びそうなグッズがたくさん売られていますね。TEENS三鷹でもその母の日ということでこんなことをしています!
じゃん!!
母の日用のカードは2種類あります。自分の好みのものを選んで最後に画用紙を貼ります。
このカードは、TEENS三鷹に通っているお子さんが作成してくれたものです。作成してくれたお子さんはレイアウトなどを考えるのか得意で、これまでもTEEN通う電車好きのお子さんに向けて好きな電車アンケートを作るなどもしていました。今回は母の日がもうすぐ!ということで作成してもらったものです。
実はこの才能、TEENSの週末のお仕事体験の専門ユーザーコースでパワーポイントを使った業務に取り組んでいるときに発見されたものでした。スタッフの予想を超えたプレゼン資料を短時間で作ってくれ、スタッフ一同驚愕したのは今でもよく覚えています、、!!!
この資料はお仕事体験専門ユーザーコースで商品企画部として北海道の冬の絶景ツアーのプレゼン資料を作成したものです。背景のデザインや色味を工夫しています。
専門コースユーザーでは事務職で使うようなWordやExcel、PowerPointなどを活用しながらお仕事の体験をします。
単なるパソコン教室とは異なり、パソコンスキルを高めることだけではなく業務を通じたり役割分担や報連相、スケジューリングなどのソフトスキルを身につけられるのが特徴です。例え難しい関数が使えても、それだけでこなせる仕事はほとんどありません。お子さんの興味関心を活かしながら、〝自立的に業務に取り組む力〝と〝上手に人を頼る力〝の両方を養っていくことがこのプログラムの目的となります。
なお、発達障害の有無に関わらない話ですが、多くのお子さんはパソコンを使うにしても動画を見たりゲームをするだけに終始しがちです。でもだからと言ってパソコンの使用を禁止してしまうのはあまりにももったいない。多くの子はパソコンの可能性をよく知らないだけなのです。吸収する力の強い十代のうちから、パソコンを使って何かを生み出していく経験を積めると良いでしょう。
実はこのカード作成の話には続きがあります。
TEENS三鷹では、メッセージを書きたい人は書いてねといった形でカードを置いています。中学1年生になったばかりのある男の子が学習支援の休憩時間中にメッセージを書いてくれました。何も迷うことなくスラスラと書き、完成したものを見てみると、そこにはお母さんありがとう。大好き。」という文章が、、。本当にお母さんのことが大好きなのも伝わりましたし、もともと発達障害の方はピュアで素直が特徴的ですが、それを本当に実感した瞬間でした。こんな手紙をもらったら本当にお母さんは感動をしてしまうでしょうね。
正直、自分の子どもにしてこんな手紙をもらいたいとも思ってしまいました…(笑)
写真を撮らせてとリクエストすると手をハートの形にしたいということだったので、スタッフが手紙を持っています
来週来所されたお子さんたちからどんな母の日を過ごしたのか聞くのが楽しみです。基本TEENSはハロウィンやバレンタインなど季節のイベントごとに反応をしないのですが、たまにはこういった企画をしてみると普段見られないお子さんの一面を知る機会になりいいなと思いました。また何かあればブログに書かせてもらいます!
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます