TEENS三鷹の堀井です。
TEENSでは現在、多くの大学院生がインターンとして活躍しています。また、教育や心理の現場で非常勤として働きながらインターンとして活躍されている方も。
今回実際に大学院や非常勤勤務と並行してインターンを経験した方の声を、座談会形式でご紹介します!
木村さん(以下木村):大学院2年。臨床心理学を専攻し、春から福祉領域の心理職として勤務予定。
積さん(以下積):大学卒業後、音楽の非常勤講師として現場経験を積みながら弊社インターンとして活躍。4月よりフルタイム入社予定。
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木村:発達障害*について深く知り始めた時期で、なにか関われるものが欲しいと思っていました。大学の同期が紹介してくれて入社しました。
積:私もきっかけは同期の紹介でした。でもその前から発達障害に強く関心があったわけではなく、こういうサービスも「へえ、こういう仕事があるんだ」と初めて知った感じで。発達障害のお子さんと関わった経験はほぼなくて大丈夫かなと思いつつ、学校とは全然違った視点で関われるのではと思い応募しました。
木村:支援に入ってみると、お子さんについて初めて知ることだらけでした。
一番の発見は、想像以上にお子さんが色々考えていること。また、コミュニケーションを密にとれる分、働きかけ方次第で内にある考えや言葉を引き出せるのも知りました。
例えば、「わからない」って台詞をよく言うお子さん。実は「わからない」という言葉で表現していただけで、いろんな角度から問いかけると後ろに隠れているお子さんの気持ちが顔を出しました。言葉をそのまま受け取るのではなく、表面化していないものを探るのが重要なんですね。
積:すごい!学びを吸ってますね!私はとにかく、困り感を抱えたお子さんが来るだろうから大変そう、しんどそうと思っていました。でもいざ入ってみると、空気感がとにかく明るいんです。支援者側もキラキラした目でお子さんと話しているのをみて感動したのを覚えてます。
木村:学校現場とは違いますか?
積:そうですね…学校は授業を進めることがどうしてもメインになってしまうので、例えば立ち歩く子・発信多い子は少し困る生徒になってしまうんです。一方でTEENSはその行動を見て「なぜ」を考え、将来につなげる場所。段々と学校の生徒の行動に対しても「なぜ」を考えるようになりました。
結果、言葉かけも指摘から「なんかあったの?」に変化して。問いかけに生徒側もはじめは「えっ!?」って驚いてましたが、いつの間にか悩みや本音をぽろっと打ち明けてくれるようになりました。行動も落ち着きましたね。今は自分の関わり方を見て、周りの子のその子への見え方が変わればいいなと考えながら動くようにしています。
木村:大学院での実習の場にもいい影響を及ぼせることですね。言葉だけではない情報をくみ取ったり、それによって働きかけ方もずっと幅を利かせられるようになりました。 また、分野が違う方と一緒に支援に入るので視野が広がります!それこそ教育系の方はアプローチスキルに長けているので、参考にしてましたね。
積:私は逆に心理を学んでいる方の想像力や視点の数がすごいな~と感じてて。違う視点の持ち方ができたのが本当によかったです。
教員の身としては、学校を外から見れるのがメリットです。学校自体が独特な環境だと思うので、TEENSという企業から、一般社会の常識を知れるのは正直大きかったです。あと、個人的にはWワークな身である分、持ち帰り業務がなく現場で集中して仕事できるのはうれしいですよ。
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TEENSでお子さんの成長を応援したい!将来を見据えた支援をしたい!という方向けに、採用説明会を開催します。お仕事体験についてより詳しく知ることもできるので、お気軽にご参加ください。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます