発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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千葉県松戸市 「興学社高等学院」| 発達障害に理解のある学校 インタビュー特集 vol.004

発達障がいの生徒を理解のある専門学校との強いパイプ

スクールカウンセラーの先生方

大橋 卒業後の進路についてはいかがでしょうか?

大和先生 うちは専門学校が多いですね。理由のひとつとしましては、うちの学校の生徒を理解してくれる専門学校とのパイプができている、ということがあげられます。

佐藤先生 専門学校への進学多いもう一つの理由として、授業も、専門学校に近い、生徒のスキルを磨く内容になっていることもあると思います。授業を通じて「あ、自分これ得意かな」とか「これを仕事にしようかな」という自覚が芽生えていくんです。

あとは、興学社高等学院の特徴として体験型仕事ガイダンスというのを行っています。専門学校の先生にきていただいて、授業をしてもらうんですよ。犬連れてきてくれてトリミングしたりとか、エンジンの整備とか、声優やイラストレーター体験とか…。そこで専門学校の先生との関係性ができたりもして、そのまま専門学校に行く例は多いかなと思います。あとはもちろん大学に進学する子もいますし、就職する子もいます。

例えば自分は料理人や、調理をやってみたいなという場合は調理の授業がとれるようになっていますし、大学に行きたいなという子は教科の授業がとれるようにもなっています。選択科目の多さというのが、こういうところにも活きていきますよね。

通信制でありながら転出する生徒ナシ!子どもたちが通いたくなる仕掛け

大橋 ありがとうございます。では、最後に何かメッセージがあればお願いします。

佐藤先生 そうですね。これは普段から親御さんにもお伝えしていることなんですけど、私たちの学校から転出する生徒がいないということが全ての評価だと思います。

大橋 それは凄いですね。

佐藤先生 通信制って公立私立あるのですが、公立だと頑張って3割、私立だと5割前後の卒業率なんです。つまり、半分くらいの子は断念している。断念しそうな子たちは転校を選ぶわけですけれども、興学社高等学院に転入してくる子は山ほどいるんですが、うちから別の学校行きます、は1件もないんです。なのでここは、皆さんからいただいている評価だと思います。

すごくシンプルな話で、子どもたちは楽しいところには居たいんですよ。楽しいところには来たいですし、一生懸命になりたいんです。で、その姿を見て親御さんも満足するという。これがすべてなのかな、と思っています。

大橋 なるほど、改めて思いますけど、子どもたちの笑顔だったり、誰も出ていく子がいないという所だったり、そこに生徒の充実感や満足度が表れていると思いました。

佐藤先生 イベントも沢山あります!出たいイベントに出られますし、参加は自由で。もちろん修学旅行もあります。月1回程度、小さなものから大きなものまで、いろんなイベントが。

「抜苦与楽(ばっくよらく)」…苦しみを取り除き、心と体に楽しみを与えていくという意味ですが、その言葉を学校全体で意識して日々関わっています。

大橋 なるほど、ありがとうございます。今日は興学社高等学院の魅力が沢山伺えたと思います。本当にありがとうございました。

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TEENSでは発達凸凹の子どもたちの進路選択の幅を広げるべく「発達障害*に理解のある学校」の情報を集めています。
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teens@teensmoon.com (学校インタビュー担当 宛)

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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