TEENSの飯島です。今年もやります、発達障害の小中高生のための夏期講習!
発達障害*のある方の就職支援を専門に行う株式会社Kaienが運営している教育事業部『TEENS』。当社はこれまで800名以上の発達障害(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群・ADHD・LD)の子どもたちにキャリア教育を行ってきました。その経験を踏まえて、今回は発達障害のある中高生の就労準備性を育むための実践的就労支援講座についてご紹介します。
◆◆発達障害の小中高生 夏期講習紹介シリーズ◆◆
先進的な特例子会社を見学できる!実践的キャリア教育講座
上手に援助要請できるようになるために 発達障害の子のための発達障害講座
ディスレクシア・ASDの子におすすめ!読書感想文講座
ビジュアル化教材で文章題に挑む!算数・数学 文章題攻略講座
まずは夏期講習の概要について。
今年のTEENSの夏期講習では、『”はたらく力”と”まなぶ力”をぐんぐん伸ばそう』をテーマに、7種類の講座をご用意しました。
夏期講習チラシ。お子様にもご覧いただけるよう、裏面は「発達障害」という言葉を除いています。
いずれも発達障害のお子さんたちが困り感や苦手意識を覚えやすい分野にアプローチ。ASD、ADHD、LDの子どもたちの躓きやすいポイントを押さつつ、楽しみながら取り組める内容をご用意しています。
特別支援学校に進学する子どもたちは、実習を始めとした就労支援を受ける機会があります。が、一般校に通う子どもたちはその機会がないまま、高校卒業後の進路を選ばなければなりません。
定型発達のお子さんの場合は、改めて『働く』ということを意識せずとも、アルバイトなどの社会参加を通じて自分の得手・不得手を理解していきます。一方、発達障害のあるお子さんにはなかなかそれが難しく、いざ就職、という段階になって困ることが少なくありません。
そして、自分自身や社会と向き合うという試みは、そういった経験を積んでこなかった発達障害のお子さんにとっては非常に大きな負荷としてのしかかることがあります。
(最近は就活うつなんて言葉もよく見かけるようになりましたね…。全大学等の卒業生の就職率96.5%に対し、発達障害のある大学等の卒業生の就職率は21.1%という調査結果があります。それくらい、発達障害のある方の就職で躓きやすいのです)
いざ、就職という段階で困らないためにはどうすればよいのでしょうか? 中高生のうちから少しずつ「自分の得意なことは何か・苦手なことは何か」「苦手なことにはどう向き合えばよいのか」「自分の強みを活かすにはどんな職業選択があるのか」を考える機会をもって、将来に向けて準備をしていく必要があります。
今回ご用意した講座は8/6(月)-8/10(金)の5日間に開催。発達障害の子のキャリア教育に必要な経験を最大限詰め込んだ内容となっています。
*就労スキルアセスメント(1日目)
発達障害を専門に就労支援を行うKaienが開発したアセスメントツールを使用。PCスキル、指示理解力、粗大・微細運動能力などなど……お子様の仕事力をハードスキル・ソフトスキルの両面から評価し自己理解につなげます。
*職業訓練(2~4日目)※いずれか1日は特例子会社見学ツアー
実践的な職業訓練に参加。就労移行支援事業所の見学も併せて行いながら、”働くために必要な力”について学びましょう。
*特例子会社見学ツアー(2~4日目のいずれか1日)
発達障害のある方を積極的に採用している先進的なIT関係または建築関係の特例子会社を見学。なかなか見ることができない障害者枠での雇用の実態を見ることで、進路選択の幅が広がります。
*キャリアカウンセリング
最終日には、これまでの内容を踏まえ振り返りを行います。キャリアカウンセラーと一緒に、自分の将来と真剣に向き合ってみましょう。
詳細はこちらのウェブサイトをご確認ください。
なお、今回のセッションは特例子会社見学ツアーがある関係で、セッション内で「障害」という言葉を使用する可能性が高いです。告知済み、障害受容のある方のご参加をおすすめします。
(受容状況にご不安がある方は、「発達障害の子のための発達障害講座」を併せてご利用ください。次回ブログで詳しくご紹介します!)
◆◆発達障害の小中高生 夏期講習紹介シリーズ◆◆
先進的な特例子会社を見学できる!実践的キャリア教育講座
上手に援助要請できるようになるために 発達障害の子のための発達障害講座
ディスレクシア・ASDの子におすすめ!読書感想文講座
ビジュアル化教材で文章題に挑む!算数・数学 文章題攻略講座
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます