2021年11月14日(日)に放送した「発達障害/グレーゾーンの子が 楽しく始められるキャリアデザインとは」
ティーンズを運営する株式会社Kaienが発売した「みんなのハローワークゲーム」を活用し、発達障害/グレーゾーンのお子さんに対するキャリアデザインの支援についてご紹介していきます。
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「キャリアデザイン」とは?
ティーンズでは発達障害の思春期年代のお子さんを中心に、「発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育」を行っています。ではそもそも「キャリアデザイン」とはどのようなことを指しているのでしょうか?
ティーンズではキャリアデザインは「自分の将来の仕事を決める」ことではなく、「はたらく力をつけていく中で将来のやりたいこと・できることを見つけ実現していくプロセス」だと考えています。
みんなのハローワークゲーム
7歳からできる みんなのハローワークゲームは、
❶世の中にはどんな仕事があるのか
❷自分の得意・苦手はなにか
❸自分にあう職業はなにか
を楽しみながら知ることができるゲームです。3種類のカードで4つのゲームを遊ぶことができます。
- 出版: 合同出版
- 発売: 2021年10月7日
- 価格: 5,060円(税込)
- 購入: Amazonサイト
ハローワークゲーム 4種類の遊び方
ハローワークゲームには、お仕事カード112枚(表にお仕事名、裏に仕事内容)、とくちょうカード48枚(ピンク面に得意、緑面に苦手)、順位カード3枚が入っています。これらのカードを使った4種類の遊び方をご紹介します。
- お仕事勝ちぬけゲーム(1人~)
- お仕事カード8枚を2枚ずつ比較しながら、「なりたい職業」を選びます。トーナメント形式で、8枚の中でいちばんなりたい仕事を探すゲームです。
- 沢山ある職業から選ぶのは難しくても、一つ一つ比較してトーナメント形式で考えていくことで、興味のあるお仕事を探すことができます。
- やりたいお仕事ランキング当てゲーム(2人~)
- 3枚のカードを「なりたい職業」順にランク付けします。自分がどれを1位にしたか、他の人に当ててもらうゲームです。
- 自分の思う「なりたい職業」と、周りが思う「向いている職業」が違うことも!自分の新しい一面に気づくことができるかもしれないゲームです。
- 向いてるお仕事さがしゲーム(3人~)
- 「とくちょうカード」3枚の情報をもとに、他の人の力を借りながら自分に向いていそうな職業を探すゲームです。
- 「とくちょうカード」を使って自分の得意・苦手を考えることができ、また他人からそのとくちょうにあうお仕事をお勧めしてもらえます。自己理解もお仕事の知識も得られる、一石二鳥なゲームです。
- 「にがて」を「とくい」に言いかえようゲーム(3人~)
- 「とくちょうカード」に書かれている苦手が、どんな「長所」や「強み」になりうるか考えるゲームです。
- 自分の苦手を他の人の力を借りてリフレーミングすることができます。
支援現場での活用方法!
放課後等デイサービス ティーンズでは、すべての事業所にハローワークゲームを設置しています。実際に支援の現場では、どのようなねらいで、どのように活用しているのでしょうか?現場で活躍するスタッフからご紹介します。
- 苦手なことが多く自尊心が下がってしまったお子さんに、とくちょうカードを使ってリフレーミング!ポジティブな発達障害の特性理解につながった。
- 進路選択で悩むお子さんとの面談で、ゲームを通して仕事や得意苦手を考えることで、素直な気持ちを引き出すことができた。
- 学年の異なるお子さん同士でやりたいお仕事ランキング当てゲームをしたところ、自己理解の進んだお子さんの価値観に触れて、「自分の得意・苦手を踏まえてお仕事を選んでいいんだ」と気づくことができた。
- スタッフとお子さんとの面談の中で、苦手なクラスメイトを理解するためにとくちょうカードを使用。いろいろな性格の人がいると知ることができた。
ぜひ皆さんの放課後等デイサービスや学校などでも、活用してみてくださいね。
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