毎年TEENSで行っている進路納得度調査。2022年度は放デイTEENS所属の中3・高3生を対象に実施しました。
進路結果について。中3生は全日制高校、定時制高校、通信制高校など、お子様それぞれの状況に合わせた進路が選ばれていました。高3生は約50%が進学、約20%が就労、約20%が就労準備を選択され、昨年と比較し就労や就労準備をされた方の割合が増えていました。
全体の進路納得度は「とても納得している」「納得している」の合計が8割を超える結果となりました。効果的だと感じられたTEENSのサポートについては、進路情報の提供に加え、お子様自身の自己理解のサポート、心理的不安軽減のサポートが役立ったという意見を多くいただきました。
その他、進路の相談先や合理的配慮の事例もご紹介しています。お子様の進路選択にぜひご活用ください。
当社Kaienの公式YouTubeチャンネルにて、発達障害*の当事者・支援者・関係者が、世に問うアイデア・提案、叫び、つぶやきを披露する視聴者参加型の生放送番組『発達の主張 Live』。
今月のYouTubeライブは、学習障害情報のワンストップサイト「カラフルバード」のサイト運営者をお招きして、学び方の多様性を尊重した関わりについての考えをインタビューしていきます。当日は視聴者の皆様からの質問にもお答えする時間もございますので、お子さんの学びに悩んでいる保護者の皆様、ぜひご参加ください。
5月23日(火)20:00~21:00 オンライン開催(参加無料)
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公式YouTubeチャンネルにて過去開催動画を視聴する!
TEENSでは月に1度公開保護者会を行っています。5月のテーマは「学習に困り感のある子へ 上手なICT活用法」です。
「進学・進級してから勉強についていけない…」「授業中にノートが書き終わらない…」「宿題が締め切りまでに終わらない…」等、勉強に困り感のあるお子さんは多いのではないでしょうか。
今回のセミナーでは、合理的配慮の基本知識や、勉強の困り感を軽減するちょっとした工夫、お子さんが力を発揮するためのICT機器の活用等を、当社の支援事例を通して保護者の方と一緒に考えていきます。
5月20日(土)10:30~12:00 オンライン開催(参加無料)
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リアルな進路情報を30分で分かりやすく解説する「シリーズ進学進路研究会」。今回のテーマは「高校入試の合理的配慮」です。
・高校入試の合理的配慮ってどんなものがあるの?
・申請するにはどうすればいい?
・中学校生活の中で準備しておくべきことは?
など、当社の事例も交えながらお伝えいたします。学習に困り感はありながらも、希望の学校に合格するために、今からできることを一緒に考えていきます。
5月24日(水)19:00~19:30 オンライン開催(参加無料)
進学進路研究会の詳細とお申込はこちらから!
前回のTEENS公開保護者会「ストレスを減らし、楽しんで学ぶ 発達障害の子の新学期戦略」でお寄せいただいたご質問を一部抜粋しお答えいたします。
<発達障害の子の友達作りのポイントは?>
Q この4月で通信制高校の2年生になりましたが、昨年1年間は友達ができずに悩んでいるようです。友達がいないと学校に行く楽しみもないとのことなので、友人作りについてお聞きしたいです。
A 対人面の環境変化も大きい新学期。コミュニケーションに苦手さを感じていたり、過去に友人関係の失敗体験があったりすると「新学期=友達作りがうまくできるか心配」に繋がっているお子さんも少なくないでしょう。今回は、発達障害のあるお子さんの友達作りについて工夫できるポイントをご紹介します。
①友達にはどうやって声をかける?
まずは、事前にできる準備を確認しておきます。例えば、身だしなみのマナーや初対面の人への話題の振り方、適切な距離感について具体的に確認しておけるとよいでしょう。咄嗟の会話が苦手なお子さんは、「前何組だった?」「何部に入ってるの?」など、初対面で聞く『鉄板フレーズ』を考えておくと安心です。自己紹介で話すことの「型」を決めたり、自分の趣味や得意・苦手をまとめた『自分ガイドブック』を作成してみることもおすすめです。
会話のキャッチボールを続けるコツについては、先日開催したKaien「発達の主張 Live」にてTEENSの卒業生が体験談を紹介してくださいました。中高生活を乗り切ったライフハックが大変参考になるため、こちらもぜひご視聴ください。
②そもそも「友達」って?
また、そもそも「学校=友達と交流する場」と目的意識が限られると、それが上手くいかないことで通学のモチベーションも崩れてしまいやすくなります。一方、勉強や部活、進学などご本人なりに頑張りたい目標を複数立てておくと、一つがうまくいかなくても他のところで頑張ろう、と通学のモチベーションが安定しやすい場合があります。
加えて、友達をつくろうとしてみたものの、学校で気の合う友人がなかなか見つからないこともあるかもしれません。そのような時は、趣味のコミュニティや支援機関など、学校以外にもご本人が過ごしやすい居場所がないか探してみることも大切です。
TEENSのご利用者の中にも、大人や異なる年代を相手とする方が話しやすいお子さんもいれば、オンラインゲームや絵チャットなど、趣味やオンラインでの繋がりを心地よく感じるお子さんもいらっしゃいます。「一人で過ごすほうが気楽」「友達はほしいけど気の合う友達とだけ関わりたい」など、他者とのちょうどよい距離感も捉え方は様々です。
TEENSオンライン講座の『じぶん研究講座』では、「自分は何派?」の問いかけを通して、自分の特性や価値観について考えを深める取り組みを行っています。「自分は〇〇派だけど、このままでいいんだ!」と、自分の価値観を確かめることができると、「自分なりの友達作り」ができてくるのではないでしょうか。
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過去のじぶん研究講座の様子はこちらから!
TEENSではTwitter、Facebook、YouTubeを通して、各種サービスやイベントの紹介のほか、発達障害に関するニュースなどの情報を発信しています。
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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます