TEENSでは月に1度公開保護者会を行っています。2月のテーマは「親子で学べる!発達障害*の子の思春期~対人関係の困り事とその対策〜」です。
思春期のお子さんたちは、周囲と自分の違いに気が付き始め、対人関係の悩みを抱えることがあります。今回は発達障害のある子の思春期について、当社の支援事例を挙げながら、特に対人面の困りごとやその対策を保護者の方と一緒に考えていきます。
セミナー後には保護者の方々同士でお悩みを相談しあえる座談会を開催いたします。情報交換の場としてもぜひご活用ください。
2月18日(土)10:30~12:00 オンライン開催(参加無料)
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【参考】子育て・支援に役立つ!過去のTEENS特別セミナー YouTube動画はこちらから!
先月のニュースから2つ。一つは不登校の数が過去最高になったというニュース(こちら)。もう一つは、都立高校入試で全日制を選ぶ生徒の割合が過去最低になり、通信制などへ進む生徒の割合が増えているというニュース(こちら)。いわゆるコロナ禍での「巣ごもり」やオンライン授業の普及が背景にあるのではという見解がなされています。
発達障害のあるお子さんの場合、学習面や友人関係、サポート環境など、ご本人の特性や状況にあった進路を選択していくことが大切で、これまでも、不登校や全日制以外の学校を選択するお子さんは少なくありませんでした。実際にTEENS生を対象とした進路調査では、約3割のお子さんが通信制やサポート校といった全日制ではない学校を選択されています(こちら)。
今回の2つのニュースについても、コロナ禍の影響により学校に通わない時間が増えたことで、「皆と同じ」ではなく、「自分にあった」環境を選ぶこと、あるいは、選ぶスキルを磨くことに価値を見出すお子さんやご家庭が今まで以上に増えていると捉えることができるかもしれません。
なお都内ではフリースクールの授業料補助を増加させる方針も打ち出され始めており(こちら)、神奈川では岩谷学園高等専修学校様や星槎学園中高等部北斗校様など、TEENSと学校パートナーシップを結んでいる通信制サポート校もございます。今後より自分にあった環境を選びやすくなっていきそうです。
TEENSでは、お子さん自身の可能性を引き出すことのできる進路選択をサポートしています。ご興味ある方は利用説明会や体験セッションへぜひお越しください。
【参考】発達障害と進路 | 学校選び・高卒後進路まで解説
【参考】当事者から学ぶ!発達障害×不登校の子の自信と個性の伸ばし方
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前回のTEENS公開保護者会「発達障害の子のお金の話~管理術からトラブル回避まで〜」でお寄せいただいたご質問を一部抜粋しお答えいたします。
<衝動的にお金を使ってしまうお子さんへの対応は?>
Q (お金が)あったら全部使ってしまう。どのように管理や使い方の練習をしていったらよいか。見通しを持った使い方ができるための手立てはどのようなものがあるか。教えていただきたいです。
A 自分が何にいくらお金を使ったかを振り返る習慣が少しずつ身につけられるとよいでしょう。お小遣い帳をつけたり、最近では、家計簿アプリなどもありますので、いくつか試しながら、自分にあったツールを選べると良いと思います。
また、旅行やライブに行くときなどは、ついつい衝動的に買い物をしてしまいがちです(大人もそうですが…)。そのため、事前に何を買うかを冷静なときに決めておくことも予防策のひとつとなるでしょう。
TEENSでもお子様と一緒にお小遣いの使い道を計画することは多いです。ご家族だけでは難しい場合には、第三者に相談することもおすすめです。
<キャッシュレス決済の練習方法は?>
Q クレジットカードは作ると危険ですか?アマゾンなど利用できないと将来不便かもと…
A TEENSでも「知らないうちにアプリに課金しすぎてしまい請求額が数万円に…」といった例は少なくなく、見えないお金にリスクがないとは言えません。ただ仰るとおりで、通販の利用など、キャッスレス決済の便利な側面もあります。そのため、キャッスレス決済でもお金を使っているんだ!というのをイメージできるような練習を今から少しずつ積んでいけるとよいでしょう。
その一歩目として、プリペイドカードでの練習はおすすめです(事前入金のため使えるお金を制限できるため)。例えば、Suicaの入金を一緒に行ったり、残高を一緒に確認したりするなど。その中で、見えないけれどもお金を使っているという意識付けができるとよいでしょう。
【参考】発達障害とお金の使い方の関係
【参考】お金のハッタツ百科事典
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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます