9月19日(月)の当社創業祭にて、ニューロ・ダイバーシティ サミット JAPAN 2022を開催します。発達障害*の「今」を知り、「これから」を語るためのオンラインイベントです。
ご家族向けには「知っておきたい子育て情報」と題し、『ご家族チャンネル』で2つの企画をお届けします。
「凸凹のある子どもに勧めたい!学校・塾・クリニックの選び方」
「子どもへの告知の方法・タイミング」
そのほか当日は、①メインチャンネル、②支援者チャンネル、③発達の主張チャンネルで全10セッションを企画しています。
医師や専門家をお招きし、最新情報も交えながら、参加者のみなさまと一緒に議論を進めていきければと思いますので、ぜひ以下よりお申し込みください。
【詳細・申込】ニューロ・ダイバーシティ サミット JAPAN 2022
【参考】アンケートで事前質問も大募集中。イベント当日に専門家がお答えします
オンライン療育のしごと未来塾では、この夏もじぶん研究講座を開催いたしました。
今回「友達ってたくさんほしい?そんなにいらない?」「ストレスって感じやすい?気づきにくい?」8つのテーマを設定。自身の特性を前向きに理解し、自分の言葉で必要な配慮を求める力を高めることが狙いです。
参加したお子さんからの感想(一部抜粋)
8月末には、オンラインのじぶん研究講座のまとめとして、一泊二日のじぶん研究合宿@三浦海岸を実施。花火大会やお楽しみ企画も行い、大いに盛り上がりました。
合宿では、合理的配慮の申請シートとして「じぶんだけのトリセツ」も作成しています。現在の授業や将来の就職の場面において、自分のことばで必要な配慮を求めることができるものとなっています。
9月以降もオンラインのじぶん研究講座は継続します。9月のテーマは「苦手な食べ物、がまんして食べる派?残す派?」。ご興味のある方はぜひ利用説明会&体験セッションにお越しください。
【TEENSご利用説明会】こちら
【体験セッションお申込み】こちら
2022年8月のTEENS公開保護者会「知ってあんしん!働くにつながる福祉サービス〜放デイ・自立訓練・就労移行支援~」でお寄せいただいたご質問を一部抜粋しお答えいたします。
Q 今、中学生で放課後等デイサービスに参加しています。高校生になった時には、放課後等デイサービスは無くなりますよね?
A 高校生も放課後等デイサービスを利用することができます。制度上は18歳の誕生日まで利用可なのですが、高校卒業までに延長されることが一般的で、TEENSの利用者の多くも高校卒業まで利用されています。また、単位制の高校では高校4年生になることもありますが、このような場合も自治体に相談の上、利用の延長が認められる可能性があります。
【参考】【図表で分かる!】発達障害 × 放課後等デイサービス
Q 生活訓練や就労移行支援を利用するには療育手帳や精神障害者手帳は必要でしょうか?
A 生活訓練や就労移行支援の利用には障害者手帳は必要なく、一方で、受給者証(障害福祉サービス受給者証)が必要になります。受給者証は、生活訓練や就労移行支援といった福祉サービスの利用を検討する際に、自治体に相談の上、交付されるものです。
Q 自閉症と診断されていますが境界知能のため療育手帳はもらえません。精神障害者手帳だけでも障害者枠で就労できるのでしょうか。
A 精神障害者手帳による障害者枠での就労は可能です。TEENSの卒業生の中にも、療育手帳は取得できなかったものの、高校卒業後に障害者枠での就職を目指すために、高校在学中に精神障害者手帳を取得される例もありました。
Q 一般就労を目指すが読み書き計算が苦手なグレーな女子(現在中3)の場合に気をつける事や取り入れたら良い支援は?
A 個別のこともあるので一概には言えませんが、基本的な方針として、たくさん練習して読み書きを上達させようとするというよりは、タブレッドなどICT機器を活用して自分にあった学び方を見つけていくようなサポートがあるとよいのではと思います。その際、合理的配慮の活用も視野に入れ、学校の先生にも相談できるとよいでしょう。ただし、思春期年代ということもあり、「自分だけタブレットで授業を受けるのは嫌!みんなと同じがいい!」というお子さんはTEENSの利用者の中にも少なくありません。このような場合には、自分と同じような困り感を持つ仲間との出会いが大切になりますので、上記のじぶん研究講座もひとつの支援ツールとなっていきます。
【参考】子育て・支援に役立つ!過去のTEENS特別セミナー YouTube動画はこちらから!
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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます