今夏開催中の夏休み特別企画「じぶん研究講座~あなたは何派?~」。日常生活の様々な場面での気持ちや考えを発信し、自分の理解を深められる場として、たくさんの反響をいただいています!
これを受けて、9月から毎月2回定期開催することになりました。
7月から始まった講座はこれまで4回開催しました。テーマは「好きな遊び、どう楽しむ派?」「宿題、どうする派?」「友達はたくさんほしい派?いらない派?」「先生とはどう付き合ってる?」 。自分と同じ考えをもつ少数派の仲間の存在を知り、気持ちや考えを発信・共感することで、安心感を得たり、困りごとへの解決の糸口が見つかったりと、「じぶん」をさらに理解するきっかけになっているようです。
困りごとの背景にある発達障害*について触れることもこの講座の特長です。スタッフやお子さんとのやりとりの中で、ADHDやASDなどの言葉を伝え合うこともあります。周りのお子さんや講座の雰囲気に後押しされて、発言やチャットで自己開示するお子さんもいらっしゃいます。
参加したお子さんからは「結構同じ経験をしている人がいて嬉しかった」「共感してもらえてよかった」「自分と違う考え方に驚かされました」「ASDやADHDについて知れて良かったです」という感想もいただいています。
じぶん研究講座は45分間のオンライン開催です。夏休み明けの9月のテーマは「疲れやストレス、どう測ってる?」「睡眠時間、長い派?短い派?」です。
「前向きに特性を捉えたい」「告知の下地づくりをしたい」「発達障害の理解を深めたい」など、今の「じぶん」をさらに知るきっかけに、ぜひご活用ください。
8月の無料オンラインセミナー。テーマは『障害者雇用×テレワーク』
テレワークでの仕事内容は?サポートはどのように受けているの?
将来テレワークにも対応できるよう、今から身に着けておくべきスキルは?
新型コロナウイルス感染拡大により、昨年頃から障害者雇用でもテレワークを導入する企業が増えています。現在テレワークをされている社会人当事者に登壇いただき、体験談をお聞きします。
保護者様向けの学びの機会も用意させていただいています。お子様の将来を見据える上でも、TEENSとつながりのある方々にもぜひご覧いただきたいセミナーのお知らせです。
今回は保護者3名(父親2人、母親1人)に登壇いただきました。お話は、子どもの頃の様子や就職活動、そして就職後の話、親子関係の変容のほか、一般枠・障害者枠、支援機関との関係まで多岐にわたりました。告知や自己理解についてもお話いただきました。
セミナー動画はこちらから。
Kaien特別セミナーについてはこちらから。
Q. 高校3年生で、進路について悩んでます。高校生になってから、学校での困りごとがでてきて、去年自閉症スペクトラムと診断されました。進路に関しては、時間を稼ぐ意味もあって、大学進学を希望してますが、本人が何をしたいのか、何ができるのかが難しいです。いろんな方の事例や意見を知りたいです。
A.発達障害のあるなしに関わらず、18歳で社会に出るのはなかなかハードな時代ですよね。焦らずモラトリアムの時間をもつのはよい判断だと思います。
勉強がそこまで苦痛ではない、キャンパスライフがフィットしそう、という状況であれば進学は確かに納得です。一方で、もし勉強は大っ嫌い!自律性が求められる環境だと難しい、ということであれば『就労準備』を進めていくのも一案です。
就労意欲がある程度固まっている段階であれば「就労移行支援」「職業訓練校」などがあります。それよりさらに一歩前の準備がしたいようであれば「生活訓練」という選択肢もあります(Kaienも行っています!現在首都圏に4カ所あります)
自分が何がしたいのか、何ができるのかを理解していくのはなかなか難しいことですし時間もかかります。急な変化を求めず少しでもプラスの刺激を受けられる環境はなんだろう、という視点でご本人と一緒に次のステップを決められるとよいと思います。
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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます