オンラインSST『ウェブTEENS』の無料体験会を、3月より実施いたします。
講座ではチャットやマイク、投票機能などの機能を活用し、お子様が自発的に参加できる仕組みをご用意。もちろんはじめは見ているだけでもOKです!お子様が楽しめるか、どんな雰囲気なのか、役に立ちそうか?無料体験会とその後のTEENSスタッフからご説明・質疑応答にて、お確かめいただけます。これまで1万人以上の発達障害*の方にかかわってきたKaienのプログラムをぜひお気軽にお試しください。
【体験会お申込み】https://wteens.doorkeeper.jp/events/upcoming
発達凸凹ティーンズセミナーの今回は、「発達障害の子の進路選択」シリーズ第2弾。進路決定までのプロセスに着目します。
高卒後の進路決定に向けて、思春期時代にどのような経験を積むと良いのか、お子様が高卒後の進路を考える中で、保護者はどのようにサポートしていけばいいのか。今年度TEENSを卒業する高校3年生の体験談から、「納得感のある進路を決定するために大切にしたいこと」を学んでいきます。
その他、毎週木曜日19:30~「ゼロから学べる 発達障害子育て応援セミナー」も開催しています。また、NHK Eテレのu&i 3/3(水)放送「どうしてじっとしていられないの?」の取材協力を行いました。アーカイブ視聴はこちらから
TEENSの飯島が、Q&Aにお寄せいただいた質問にお答えします。
Q. 息子は幼い頃から嘘、ごまかしが多く、友人関係も築くのが苦手でした。高校生のころ学校祭に友人がきてくれてと楽しそうに話していたのですが、後日ひょうんなことで、その友人と息子の学校が同じ日に学祭が開催されていたと知り、息子の高校に遊びにきたという話は全くの嘘でした。その時の友人とのやりとりを楽しそうに話していたので、何故こんか嘘をつくのか本当にショックでした。本人も何故そんな風に勘違いしたのかわからないとはぐらかすばかりでした。現在大学生ですが、まだその兆候があり、弟達は普通に話してる話ですら嘘に聞こえると信頼感が持てなくなってきています。親としては息子がこのままでは社会不適合で対応できないのではと心配でなりません。治す方法やアドバイスをいただきたく申し込みさせていただきました。
A.お疲れさまです。 ご本人への信頼とご期待の思いが強いからこそ落ち込んでらっしゃるのですよね。
こちらの情報だけですともちろん確定的なことは言えませんが、他者を操作するための病的な症状というよりは認知の特性からくる悪意のまるでない嘘のように聞こえました(繰り返しですが確定的なことは言えませんので、ぜひ医療機関にご相談いただきたいです)
発達凸凹のある人と嘘の関係について以下の図にまとめていますので、詳しくはぜひこちらをご覧ください。
【図表でわかる!】#発達障害 誤解あるある | 「平気で嘘をつく」!?
ご相談者様が仰る通り、なぜ息子さんは嘘をついたのでしょうか?誰かを傷つけたかったわけではないことは明らかですよね。
友人関係をうまく築けないから学祭に誰も呼べない、でもそのことで親に心配をかけたくなかったとか。
友達がいないと思われたくないから、見栄をはりたいとか。
この場合、残念ながら嘘を咎めるだけでは何も解決しません。むしろより強固に自分を守るために嘘を加速させる可能性さえあります。
お子様が周囲からの信頼を損ねていくことが心配なお気持ちはとてもよくわかります。一方で、その行動には必ず理由があります。どうして嘘をつかずにいられない状態に陥っているのか、その背景にはなにがあるのか。ありのままの状態で受け入れられる経験や場所が十分にあるのか。そういったところから見直していく必要があります。
とはいえ大学生にもなるとそのあたり家族だけで解消していくのはなかなか大変ですね。ご本人が信頼して相談できる場所にぜひ繋げてあげてほしいです。時間はかかると思います。でも大丈夫です。今からでも遅くはありません。
当社も大学生向けの支援サービス「ガクプロ」を行っていますのでぜひご参考ください。オンライン参加も可能なので、全国どこからでもご利用いただけます。
★Kaien 発達障害/グレーゾーンの学生向けサービス「ガクプロ」
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます