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スタッフブログ 現場目線で発信しています。また当社著作本、好評発売中です。
★★『クラスで使える合理的配慮&ICT機器講座』
自分にあった学習方法ってなんだろう?…合理的配慮を受けるためには??お子さんたちの目線で考えます。また、クラスでよくあるシーンをイメージしたタブレット学習を実施。
★★『発達障害の子のための発達障害理解講座』
巷にいるキャラクターって、みんな魅力的。でも、ひょっとしたら、その魅力って発達障害の魅力と重なっているかも? 他者の魅力から自分自身を考えてみる自己理解講座
※小学生の部は、発達障害の告知の有無は問わず、中高生の部は告知済みの方を対象としています
★★『新学年デビューサポート! 新学期準備講座』
クラスで自分の居場所をどう作ろう?自己紹介の仕方は? 新学期を自信持って受け入れられる、㊙冊子もプレゼント
★★『親御様向け 夜の部』
新学期を迎えるにあたり…子どもたちの「近い未来」・「ちょっと遠い未来」を考えるために必要な情報ってなに?喜びや不安を保護者同士でシェアしましょう。春期講習で子どもたちに伝えたメッセージや処世術もご紹介
このコーナーでは海外メディアが伝えた子どもの発達障害に関する注目記事をセレクション。解説を交えてお伝えします。今回は『オスカー候補作品を支えた、自閉スペクトラム症の力を活かすスタジオ』、『英・自閉症協会による「スペクトラム・ライブ」 専門家のレクチャーを視聴可』の2本です。
Meet the artists with autism creating effects for Oscar-nominated films
2011年に作られたExceptional Mindsという自閉スペクトラム症の人向けのアートスクール。Exceptional Mindsは、飛び抜けた精神、が直訳。自閉スペクトラム症の特徴を活かした仕事についてもらおうというNPOです。画像加工や動画作成を学ぶスクールで、近年はスタジオを設け、学ぶだけではなく、実際に業務を請け負っています。ブラックパンサーやグリーンブック、ハン・ソロなどオスカーにノミネートされる作品からも次々に受注しているということです。
リンクで紹介した動画では、実際にExceptional Mindsで仕事をしている人を2人取り上げて、どのような作品でどのような作業をしているかを見ることが出来ます。やはりというか、自閉症の人の細部へのこだわりや、チェック機能を活かした修正業務が多いようですが、今後クリエイティブの力を活かせる業務も受託してほしいなと感じました。
イギリスの自閉症協会。世界をリードする団体です。政策提言なども積極的に行うのですが、この度はSpectrum Liveという放送をFacebook上で始めるとのことです。第1回は自閉症の診断とのこと。無料で視聴できるようです。英語が得意な方で、かつ朝が得意な方は、3月13日イギリス時間の午後7時(日本ですと翌14日の午前4時)にリンクの説明からアクセスされると良いと思います。もちろんFacebookのライブイベントですので、後で視聴することも出来ると思われます。
ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。
Q1. 幼少期に自閉症スペクトラムの診断を受けており、またADHD傾向の特性がありますが、他害はなく平和的なタイプです。引越に伴う転入で、新しい学校で本人の特性をからかったり、その反応を面白がる子が複数いるようで、学校が楽しくないと言い出すようになりました。家庭でも無気力な状態が続いたり自信をなくしています。本来本人が苦手とする、スケジュール管理や、相手の気持ちを推しはかったり、場面を読み取ることに苦労しており、家庭内でのフォローに限界を感じています。自尊心や自己肯定感を高めて、学習意欲を取り戻すことができればと思っています。
A. 発達障害の子は客観視が弱いなんてよく言われますが、こういうお話を聞くと「どっちが?」と思ってしまいます。悪意に傷ついている子どもと、その様子を楽しんでいる子どもと、どちらの方が客観視が弱いのでしょうか。ここで怒っていても仕方がないのですが。
自尊心や自己肯定感を高める、というのは賛成です。そのためには学校にこだわらずに、ご本人の心の拠り所となるような場所を家庭以外に見つけることをお勧めします。習い事でもいいかもしれませんし、何かの活動サークルでもいいかもしれません。気持ちが落ちているタイミングだと思うので、無理に外と繋がろうとはせず休息をとりながら、ご本人が少しでも「ここならいいかな」と興味のもてるような居場所を一緒に探してあげてください。子どもはどうしても、家庭と学校が世界のすべてのように思い込みがちです。学校にいる人みんなを変えることは難しいですが(また、それにエネルギーを割いても正直不毛なので)、お子様の魅力に気づいてくれる人が集まっている場所は必ずあるので、そこを見つけましょう。
お子様の様子を細かに気にしている優しい親御さんなんだということがよく伝わってくる内容でした。一方で一点、最後の一文は少し気になっています。上述したように、まず健康的な自己肯定感の回復が重要です。その延長線上に学習に対する意欲の向上の可能性ももちろんあるでしょうが、それがゴールのようになってしまうとなかなかうまく進まなくなってしまうでしょう。保護者の方の焦る気持ちもよくわかりますが、まずは「あるがままを受け入れる」という保護者の方のニュートラルな気持ちはお子様の安心に繋がりますので、意識してみていただけると良いと思います。
Q2. 高校入試情報がほしいです。
A. ストレートな願いですね!このニュースレターをご覧のお方には少しだけ情報を先出ししておきますと、今年も6月に「発達障害に理解のある学校 合同説明会」を開催予定です。
現在参加校を募集している最中です。参加者については4月よりお申し込みを受け付けますので、しばしお待ちください。こちらのニュースレターで告知します。
【参考】参加校/企業 募集!第5回 発達障害に理解のある学校・企業 合同説明会
この1か月のTEENSのイベントやニュースをまとめてご報告します。
■2019.2.13 千葉県 私立中学・高等学校| 発達障害に理解のある学校 インタビュー特集 vol.006
■2019.2.16 TEENS春期講習2019 | 発達障害のある小中高生のための進学・進級準備講座
■2019.2.27 【放課後等デイサービスTEENS】 事業者評価アンケート公開
■2019.3.1 【参加校/企業 募集!】第5回 発達障害に理解のある学校・企業 合同説明会
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます