2018年にスタートした高校通級。東京都では2021年からどの都立高校でも通級指導が受けられるように環境整備が進められ、利用生徒も少しずつ増えてきています。
ティーンズも2023年12月から都の連携事業者として高校通級の充実に貢献していきます。累計1600名以上の発達障害10代への支援実績をもとに、通級での直接指導に加え、学校全体の発達障害への理解が高められるような取り組みも同時に進めていく予定です。
詳細や高校通級を利用する際の手順を以下にまとめました。
そもそも通級指導とは?については、こちらの記事で解説しています。
都立高校の通級指導を利用するには、以下のステップが必要になります。
- 保護者の方から在籍校に、通級指導に関する申込書の提出
- 在籍校にて、通級による指導の必要性を検討
- 在籍校から東京都教育委員会へ、通級指導実施に関する申請書等の提出
- 東京都教育委員会にて、判定委員会開催(通級による指導の必要性を審議)
- 東京都教育委員会から判定結果の通知
- 上記5の結果、通級による指導の実施が可となった場合、在籍校にて、教育課程の編成や高校通級支援員の確保
- 通級による指導開始
※「都立高校における発達障害教育の手引き」より抜粋
※募集は年3回程度(4月、9月、1月開始)手続きの詳細は在籍校にご確認ください。
高校通級のご利用を検討されている保護者の方は在籍校へ、高校通級支援員をお探しの学校の先生はティーンズへ(teens@teensmoon.com)まずはご連絡ください。
在籍校からティーンズに高校通級支援員の委嘱がなされた場合、事前に丁寧なアセスメントを行った上で、在籍校の先生と協力し、個別のニーズに合わせた指導を展開していきます。
※上記は50分を想定していますが、時間の他、機関や頻度は個別に調整となります。
指導の中では、ティーンズの放課後等デイサービスやオンライン講座のプログラムの活用も検討していますが、特に高校生年代への指導となるため、高校卒業後の就職や自立を視野に、自己理解や自己決定の視点を大切にしていければと思っています。