“発達障害*”にまつわる情報を3分程度で読める文章と1枚の図表にまとめてお届けします。
今回は「ADHD(注意欠如多動症)の特徴」についてご紹介します。
ADHD(注意欠如多動症)とは発達障害の一種です。
自分自身の意識や行動をコントロールすることに難しさがあり、不注意、多動性、衝動性といった症状がみられます。それぞれのADHDの症状の現れ方は人によって異なり、以下のように分類されます。
不注意優勢型 …気が散りやすかったり忘れっぽかったりする。目に見える形では動きは少ないが、 ”頭の中が多動”な状態。
多動・衝動性優勢型…動きが活発で、落ち着きがない。感情のコントロールも苦手。
混合型…不注意と多動。衝動性の両方の特徴をもつ。
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ADHDのお子さんは、口頭のコミュニケーションには一見ズレがないように見えるため、不注意の傾向は「不真面目」、多動・衝動性の傾向は「乱暴・反抗的」と受けとられてしまいがちです。
ADHDのお子さんがもつ特性は、具体的にどのような困り感につながりやすいのか。その一例と対応策をまとめました。ADHD・発達障害は誰かを”困らせる”障害ではなく、本人が”困っている”障害なのだということを改めて認識いただくための材料としてご活用ください。
ADHDとひとくちに言っても、多動・衝動性が目立つ子と、不注意でぼんやりしているように見える子とで、真逆の様相を示します。特に不注意傾向が強いお子さんは、大人しく、やや抜けているところがあっても、児童期は単なる”天然”と捉えられ困り感に気づかれないことが多々あります。「幼少期は問題がなかった」と言って済ませてしまうのではなく、お子さんの今現在の困り感と向き合うようにしてあげてください。
ADHDの子どもたちは、我慢が足りず怠けているように見られがちですが、実際は日々集中したり活動するためにたくさんのエネルギーを費やしています。ご本人の行動を責めるのではなく、目標にゆとりをもたせたり、環境調整を行うなど対策をしていきましょう。
※※図の使用について※※
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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます
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