TEENS新宿スタッフの中村です。
今回はTEENS新宿で流行っている「けん玉」についてご紹介いたします。
昔の遊びとしてよく登場するけん玉ですが、異動したスタッフが「目と手の協応や集中力を高めるのにいいよ。」と置き土産として残してくれました。普段我々は意識することなく、目から入ってきた情報を瞬時に処理して行動していますが、不器用なお子さんはこの目と手の協応が上手でない場合があります。
どういう反応を見せるだろうと思いつつお子さん達に声をかけると、A君が「やったことあります。」と言って、ふりけんという難易度の高い技を披露してくれました。「すごい。」と感嘆の声があふれ、A君も誇らしげでした。
その後、「やらない。」と言って、遠巻きに見ていたB君ですが、すごい技を見たくて、一歩二歩。。。いつの間にかみんなの輪の中に入っていました。「やってみる。」と挑戦して、なんと一度で成功しました。B君自身も驚いていました。
現在、けん玉は傷だらけで、みんなのチャレンジの跡が見られます。どの技までクリアしたか、紙に貼り出していることも、チャレンジ心をくすぐっているようです。
また、思わぬ波及効果もありました。休憩中に隣の就労移行支援事業の訓練生が大技を見せてくれたのです。その後も「膝を使うことが大事。」などと、技のコツを伝授しており、師匠と弟子のようです。
楽しみながら、いつの間にか苦手なことに取り組んでいたという状況を、色々と生み出していきたいと思います。