発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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休憩時間の子どもの姿①~腕と足を上手に使ってみよう!~

2016年4月25日

TEENS御茶ノ水の薮崎です。

満開だった桜も徐々に散り始め、入学式を終えた学校では次の行事、『運動会(体育祭)』に向けて準備を進める時期となりました。体を動かすことに苦手意識を持つお子さんにとっては辛い行事になりかねません。

そこで、私が今もなお陸上競技に取り組んでいることもあり、休み時間を使ってお子さんに腕や足の使い方のコツを伝授しています。

①腕の使い方を知る

よく見られるのが前方へ勢いよく腕を振ったら腰のあたりで止める、という動き。前を意識するあまり前傾姿勢になっていて、結果背中が丸まってしまっている姿を目にします。そんなお子さんにウォーキングの姿勢(後方へ腕を振ることも大切なこと)をお伝えしています。

後方へ腕を振る際は三角形をつくるイメージで
スタッフが後方で腕の振り方をチェック

② 足の使い方を知る

主に走る時の話になりますが、「つま先からかかと」への動きをいかに早く出来るか、が肝になってきます。この動きが上手く出来ず、走ることが嫌い、ひいては運動が嫌いになるお子さんは発達障害*の有無に関わらずたくさんいらっしゃいます。そこで「けん、けん、ぱ」でざっくりと「つま先からかかと」への動きをつかんでもらっています。

「けん、けん」の動きでつま先に重心を持っていくことを意識する
「ぱ」で開く時にかかとへ重心を移動する感覚をつかむ

【次回予告】ラジオ体操

「学校で習ったから一緒にやりましょう。」とお子さんのリクエストにより行っているラジオ体操。最初はスタッフと2人で始めましたが、回数を踏んでいくうちに他のお子さんを巻き込んで一緒に取り組むようになりました。こちらについては次回のブログで詳しくお伝えできればと思います。

新生活が始まりストレスを抱えやすい季節ですが、一緒に体を動かしたり、話を聞いたりしながら気持ちをリフレッシュできるように努めてまいります。

 

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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