発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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【ティーンズ利用者の声】移動教室のとき、荷物の整理が難しいようで…(Mさん・男性)

放課後等デイサービスティーンズの公式YouTubeライブ「高校の通級」サムネイル
保護者インタビュー通級高校 公開日:2024年12月16日(月)

保護者・Mさんプロフィール

お子さんについて:中高一貫校に入学してから通級利用を開始し、高校でも継続中。現在は高校生(2024年時点)

抱えているお悩み:診断名はADHD傾向。コミュニケーション面や提出物管理に課題がある。

利用しているサービス:放課後デイサービス

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小学生と中学生の違いは?

インタビュアー:よろしくお願いいたします。Mさんのお子さんは中高一貫校に通われているのですね。学校のこと、これまでのこと、差支えない範囲でお話いただけますか?

Mさん:はい、本人は現在、中高一貫の全日制高校に在籍しています。小学校時代はとくに目立った課題もなく、通級などは利用せずに本人の意志で中学を受験しました。小学校の頃から板書をノートに取らなかったのですが、学習やテストはできていたんです。ちょうどコロナ禍で提出物なども少なく、困り感は見られませんでした。ただ、中学に入ってからは教科が増えたこともあり授業についていけず、どんどん成績が下がってしまい…。進学校なので先生方も厳しく、提出物が出せずに叱られることもあったようです。

中学生になってから通級を利用したきっかけや流れは?

インタビュアー:そうなのですね。中学校に入学し、これまでの小学校生活と大きく変化があったかと思います。その後どのように通級の利用を始められたのでしょうか?

Mさん:初めての中学生活に苦しむ中で、担任の先生から保護者面談の提案がありました。担任の先生からは「教科書の管理ができず、机の上がものでいっぱいになっています」「移動教室のときに、荷物をまとめるのに時間がかかっているようで…」といった内容を柔らかく伝えていただいたんです。「専門家の意見もある方が、学校としても支援をより丁寧に行えるかもしれません」といった意見をいただき、そのタイミングでクリニックを探し始めました。検査を受けた結果、ADHD(※)の傾向があり、こだわりや情報処理能力に苦手さがあるとわかりました。

※ADHDとは…「不注意」と「多動性/衝動性」の特異性があげられる発達障害の一種。

Mさん:私立の学校なので通級などはなかったのですが、そのタイミングで偶然学校に「都立の中高一貫校の通級が始まります」といった手紙が届いたようで。仕組みとしては「その学校がある区の特別支援担当の先生が巡回してくださる」形ですね、週に2回、授業中と放課後の時間に指導を受けることになりました。ティーンズの利用もその頃に始めています。

中学校で受けた支援を具体的に教えてください。

Mさん:通級での支援は主に提出物の管理ですね。本人は困っていないものの、やはり提出物が出せないと成績は下がってしまうため、内部進学で高校に進んだとしても進級できなくなってしまうといった課題がありました。その部分に対し、通級の先生がとても丁寧に対応してくださったんです。通級、ティーンズ、本人で振り返りやスケジュール把握を行うことで「今やるべきこと」が明確になり、中学校3年生になる頃には「遅れてでも出す」ができるようになりました

インタビュアー:素敵ですね!ありがとうございます。

高校の通級はどのような内容でしょうか。

Mさん:高校でも通級を続けるかどうか迷いましたが、最終的にはそのまま利用を続けることに決めました。高校の先生は特別支援の経験が豊富でないため不安もありましたが、引継ぎを丁寧に行っていただけたことと、幸運にもティーンズさんが東京都の連携校になったことで、本人も安心して利用を続けられたようです。

Mさん:高校では、情報の発信方法がチームスを利用する、プリントで配布するなどバラバラで本人が混乱することも多かったため、そういった発信方法を学校と調整しています。優先順位をつけて課題を管理する方法を試しているところです。

インタビュアー:最後に質問です。お子様が通級を利用しながら成長してきたことについて、どのように感じていらっしゃいますか?

Mさん:家庭、学校、ティーンズの連携で支援がうまく回り、本人も成長しているようです。学校の先生や通級の先生の協力で、少しずつ自己管理能力も向上してきていると思います。これからもこの支援体制が続けばと思っています。

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ティーンズスタッフからのコメント

学習やテストはできていたものの、中学校・高校と進むにつれて提出物などが成績に影響してくるようになってしまい、サポートの必要性を感じたというケースです。このご家庭は学校の先生からも「専門家の意見が必要」とアドバイスをいただいたようですが、ティーンズでも学校と連携することで提出物やスケジューリングのサイクルが身に着いた事例が多くあります!支援する人たちが情報共有を行うことは重要ですね。

この記事を書いた人

ティーンズ編集部:野田渓介

プ資格:小学校教諭一種免許状
一言:誇りをもって障害を受け入れられる世界に。
プロフィール:幼少期に走ることができない、ボタンを掛けられないなど些細なことから他者との違いを感じ、周囲や家族に違いがばれない様に学齢期を過ごす。大学生で発達障害の診断を受け、そのとき感じた疎外感や自身のような悩みを抱えたお子さんの力になりたいと感じて福祉の道へ。株式会社Kaienに入社後、自身の障害をオープンにしつつ、児童向けサービス”ティーンズ”のオンライン講座等のプログラム開発及び運営を担当。誇りをもって障害を受け入れることを目指している。

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