ティーンズ御茶ノ水の中野です。
年度が変わる時期となりました。長きにわたりティーンズのインターンとしてご活躍いただいた学生の方々も卒業となります。
今回は3月でティーンズのインターンを卒業する早稲田大学大学院教育学研究科2年の黒田さんの卒業インタビューを紹介します。
私は元々特別支援の先生を目指して早稲田大学に入学しました。大学では特別支援、発達障害について学びました。
大学院に進学して、更に学びを深めていく中で支援の現場を経験したいと思うようになりました。そんな時、既にインターンに参加していた先輩からティーンズを紹介してもらいました。
以前からキャリア教育に関心のあった私は「お仕事体験」をしているティーンズにとても興味をもちました。ティーンズで支援の現場、支援のノウハウを知りたいと思いインターンに参加しました。
平日セッションではお子さんの活動の計画立てを聞くのですが、最初はどんなこと聞いたら良いか分からず試行錯誤の毎日でした。インターンを始めてしばらくは、お子さんの様子を見ることで精一杯だったように思います。
ですが、長期で続けていく中でお子さんの様子が分かるようになってきました。様子が分かってくるにつれて支援方法もいくつか提案できるようになってきました。
例えば、切り替えが苦手なお子さんには「言葉で端的に伝える」「紙やホワイトボードに切り替える時間を書く」「タイマーを付けて音で伝える」など切り替える方法を提案しました。
最初に提案した時には上手くいかなかった方法も長期で取り組んでいくうちに、いつしかお子さんが身につけている姿を見ることもできました。支援は一朝一夕には行かないこと、長期で関わることによってお子さんの成長を実感できることを現場で学びました。
卒業後は公務員の心理職として働く予定です。勤務が始まると様々な人と関わることがあると思います。
ティーンズでは小学生から高校生まで様々な年齢層のお子さんと関わることができました。
小学生のお子さんとはマインクラフトなどの遊びを通して計画立てを練習をしました。高校生のお子さんとは進路や受験などの段取りを話し合うことで見通しを立てる練習をしました。
幅広い年齢層のお子さんと関わったこれまでの経験はこれからの仕事にも活かしていきたいです。
ティーンズは長い期間インターンができるので支援について試行錯誤できる場所です。インターン生の意見や考えた支援方法をすぐに現場の支援に反映してくれます。これからインターンに参加する人も積極的に意見を出して支援のやり方を学んだり、お子さんの成長を身近に実感してもらえたらと思います。
ティーンズでお子さんの成長を応援したい!将来を見据えた支援をしたい!という方向けに、採用説明会を開催しています。どんな支援をしてどんな学びがあるのかより詳しく知ることもできるので、お気軽にご参加ください。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます