“発達障害*”にまつわる情報を3分程度で読める文章と1枚の図表にまとめてお届けします。
今回は「具体的でイメージしやすい伝え方」についてご紹介します。
以前、図表シリーズの中でASDの特徴について取り扱いました。今回はその中でも「曖昧な情報を理解することの難しさ」にフォーカスして、ASDのお子さまが安心して過ごしやすい環境を考えてみましょう。
人と関わるときの「困ったときはなんでも聞いてね」「ちょっと休んでいいよ」といった声かけは、相手の緊張を和らげる素敵な心遣いです。
反面、「なんでも」「ちょっと」といった抽象的な声かけは、どの程度なのかが掴みきれずお互いの認識のズレに繋がります。
具体的にどう変換すると伝わりやすいか、以下にまとめてみました。
曖昧な表現でうまく意思が伝わらず、思っていたコミュニケーションが取れなくなってしまう。
言葉の選び方に一工夫をするだけで、そんな悲しいトラブルが減るかもしれません。
小さな環境調整で、お互いが過ごしやすい空間を作ることができると良いですね。
※※図の使用について※※
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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます