“発達障害*”にまつわる情報を3分程度で読める文章と1枚の図表にまとめてお届けします。
今回は「話したい派?聞いていたい派?会話のヒント」についてご紹介します。
家族や友だち、クラスメイトや先生……いろいろな相手と話す場面での「あなたのタイプ」を3人に聞いてみました。
Aさん「自分、どんなときも真っ先に意見を言うタイプだな」
Bさん「普段はあんまり話さずに、相槌を打っていることが多いかも」
Cさん「え、話すし聞くし、相手との会話の量は同じくらいじゃない?」
Q.会話をする中で困った経験はありますか?
Aさん「時間の決まっている話し合いで、相手の意見を聞く時間がなくなったことがあったな」
Bさん「話がわーっと進んで疲れがたまっちゃって……」
Cさん「考えたことなかった。相手は何か思ってるのかな?」
今回はそんな「あなたのタイプ」を図表にまとめてみました。
話したい派のAさん。「意見や発信ができる人」と評価される一方、相手の気持ちや様子に気づくことが課題です。はじめに「相手の話が終わってから自分の話をしてみる」ところから実践しようと決めました!
聞いていたい派のBさん。「気配りや共感ができる人」と評価される一方、相手に合わせて疲れてしまうことが課題です。まずは「自分の疲れを知って、休息を取ること」から始めてみようと決めました!
自分のタイプが分からないCさん。「周りの人にイメージを聞いてみようかな」と、自分の分析をしてみることに決めました。
話したい派、聞いていたい派はどちらも素敵な特徴を持っています。
長所には必ず裏返しの短所がつきもの。だからこそ対策を考えて、お互いに楽しい会話ができると良いですね!
※※図の使用について※※
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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます