このページでは、ティーンズを利用した発達障害のある中高生の成長ストーリーをご紹介。
どのように自己理解を深め、どんな進路を選択したのか。また、高校卒業後はどのような生活を送っているのか。
様々な先輩の体験談から、お子様に近いロールモデルに出会えるはずです。
ティーンズでは毎年、中学3年生や高校3年生を対象に進路先の調査を実施しています。ここでは、2023年度のアンケート結果から、『発達障害×進路』の一部をご紹介します。
発達障害の子の就職までの進路の選択肢
2023年度のティーンズ利用者のデータより
中3生については、進学先の選択肢が広がり、それぞれにあった学校選びをしたことが伺えます。例えば高校卒業後に進学志望のため支援級から通信制サポート校に進まれた方や、通常級や通級利用から就労を見据えて特別支援学校に進学された方、通級が設置されている公立高校を選ぶ方など、お子様それぞれの状況に合わせた選び方が見られていました。
今年度から「内部進学」という項目を追加し、より実態を把握しやすくなりました。中学選びの段階でご本人に合った私立中学校を選び、そのまま高校にも内部進学をした方が全体の約30%いたことが分かりました。
2023年度のティーンズ利用者のデータより
進学については今回から専門学校と大学・短大を分けて集計しました。進学の割合は昨年と同じ50%程度となりました。
「就労準備」については就労移行支援事業や、生活訓練(自立訓練)事業等の障害福祉サービス事業所、障害者職業能力開発校などの公立機関などで就職や進路決定に向けた準備をする方としており、昨年に比べると5%ほど増えています。当社Kaienでも「じぶんを再定義し、みらいを再設計する場」と位置づけた自立訓練(生活訓練)の事業所を拡充しており、ティーンズのすべての直営事業所の近隣地域に自立訓練(生活訓練)事業所が設置されたことで、高卒後の第三の選択肢として選びやすくなったことも背景として挙げられると考えています。
ティーンズでは毎年、高校を卒業するみなさんにインタビューを行っています。それぞれがどのように自己理解を深め、どのような進路を選んだのか。これまでの人生や今後の展望をお話しいただいています。
「…”これやっていいの?”と悩むときほど、ターニングポイントになるので周りから嫌なこと言われてもチャレンジした方がいいと思います!…」
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「…ティーンズに入って辛いこともあったけれど、スタッフの皆様に支えられ、人と接する大切さと楽しさを知りました…」
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「…実習の経験から、めんどくさがり屋で、ほかにやりたい事があると集中することが苦手だけど、細かいことを処理することが得意だとわかって、最終的には自分の強みを活かせる仕事に就職することもできました…」
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既卒生インタビューでは、放課後等デイサービスティーンズのご利用終了後、進学あるいは就職して新たな道に踏み出した皆様に、あらためて当時を振り返っていただき、過去のこと、現在のこと、未来のことを伺っています。
「…ティーンズでお仕事体験に参加したり、スタッフや他のお子さんと話す中で、高卒での就職は体力・精神面、そしてスキルを考えても難しいと判断しました。(大学進学すると)将来の夢を探す時間がとれたり、余裕をもって社会に出ることが出来るので、大学進学の方が良いと決めました…」
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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます