“発達障害*”にまつわる情報を3分程度で読める文章と1枚の図表にまとめてお届けします。
今回は「発達障害をより深く知ろう!吃音 編」についてご紹介します。
言葉がスムーズにでにくかったり、過剰につっかかる状態が続くことを『吃音(きつおん)』と呼びます。
あまり知られてはいないかもしれませんが、吃音は発達障害者支援法に含まれる発達障害の一種です。
幼児期(2~5歳)に発症する場合がほとんどですが、小学生以降に発症する場合もあり、軽度であっても精神障害者保健福祉手帳を希望すれば取得することができます。
その他の発達障害との併診の可能性もあり、ASD(自閉スペクトラム症)の併発は1~2割程度あるといわれています。
主な症状は以下の通りです。
▼言語症状
連発 「わ、わ、わ、わたしの…」
引き伸ばし 「わーーーたしの…」
ブロック 「・・・・・っ、わたしの」
▼吃音がでないように意識した結果 でる症状の一例
助走 「えーあのー…わたしの…」
置き換え 「…おれは田中です」
回避 話すことをやめる・話す場所に行くことをやめる
隔週金曜日!発達障害の子の
最新情報に関する LIVE を配信しています
ティーンズの公式 YouTube チャンネルに遷移します
吃音の過半数は自然に治ると言われています。
吃音を治療する際には、安心しながら成功体験を増やすための環境調整と、専門的な直接指導が必要です。本人に無理な努力を強いることは逆効果となりますので、注意をしましょう。
【参考】国立障害者リハビリテーションセンター 吃音とは
【参考】国立障害者リハビリテーションセンター研究所感覚機能系障害研究部
※※図の使用について※※
発達障害啓発目的・非商用利用の場合に限り、引用・転載を許可します。その際には、引用元として本ページ名を明示してください。なお、著作権はTEENSが所有しており、図の二次利用・改変は禁止とします。商用利用を希望される場合は(teens@teensmoon.com)までご連絡ください。
「発達障害×思春期」の領域で講演、研修を承っています。オンライン・オフラインともに対応可。ご希望の方はこちらへ
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます
こんなお悩み
ありませんか?
隔週金曜日!発達障害の子の
最新情報に関する LIVE を配信しています
ティーンズの公式 YouTube チャンネルに遷移します